相場の一階部分から乗り込むチャンス 少々のタイミングのズレは問題ではない マーケット|SBI証券
【簡易要約】
今年の振り返り
- 今年に入ってからの債券市場や株式市場の下落
- 世界で30兆ドルもの時価価値が失われた
- 含み損を抱えた投資家は消費に対して消極的
- 輸出企業は折からのドル高で業績の悪化が懸念
- 米国が景気後退へ突入するのは時間の問題
景気後退の原因
- しかし景気後退が来れば需要が減退するのでインフレ圧力は弱まる
- 株式市場を蝕んでいる最大の売り材料がインフレ
- 不景気は悪材料が消えることを意味する
つまり、どういうことか?
- 米国の株安は景気後退の前にやってくる
- 米国で景気後退入りを判定するのはずっと後になってから
- 全米経済研究所(NBER)により判定される
- リセッション入り宣言を待っていたのでは相場に乗り遅れる
- 早目に出動し過ぎてしまうほうが損が小さい
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景気後退よりも先に株価の底は来ます。
なので、「落ちてるナイフは掴むな」という相場格言はありますが、落ち着いてきたタイミングでは、怖くてもナイフを掴みに行く姿勢が必要になります。
ロボ太的には、先日、株価はなかなか落ち切らないなと予想していました。
そして、CPIの結果が予想よりも悪く市場は悲観的になり、S&P500が一時3500にタッチしましたが、すぐさま値を戻して3600台に回復しています。
もうどう考えても市場参加者たちは今の状況に慣れきってしまっています。
他人の不幸を期待するメンタルは果たして健全かとも思いますが、さらなるサプライズ、意外なデフォルトの連鎖が起こらない限りは、このままソフトランディング(軟着陸)が成功しかねない状態です。
こうなると米国の景気後退が先か、中国欧州のサプライズデフォルトが先か、ドル円の150円突破が先かの勝負です。
※日本もこのまま円安に振れればデフォルトをせざるを得なくなります。
そのため、投資タイミングとしましては、
①軟着陸シナリオで1回(3600前後)
②中国欧州サプライズで1回(3000~3300)
③ハイパーインフレシナリオで1回(ドル円が115円前後)
の計3回を見ておけば、長期で見たときの資産防衛および資産形成効果としてはまずますではないでしょうか。
円高にあまり振れずにそのまま150円突破シナリオもありますが、その場合はな着陸シナリオに含むこととします。
問題は、中国欧州サプライズがどのタイミングで起きるかという事です。
今すぐという事もないでしょうし、年末か年明け後の1~2月ぐらいがターゲットではないでしょうか?
つまり、今ぐらいで1回エントリーしておき、もう一回下がってくれたら買い増すぐらいの心づもりでいるとちょうど良いです。
最後に、このシナリオでもう一つサプライズが残されています。
それはインフレを引き起こした原因にもなっているウクライナ侵攻の停戦・終結です。
これが起これば、実経済絵の影響は後になりますが、市場はすぐさま織り込みに来て1段階上がり元に戻らない階段を上がると思われます。
例えば、S&P500で4000台など。
なので、今は3300になる可能性も睨みつつも、停戦による4000になってしまい3600を取り逃してしまうことを恐れなければなりません。
新型コロナのときのようなV字またはK字回復とはなりませんが、緩やかながらもしっかりと積みあがっていくような、さがりずらい線を描いていきそうです。
そのため、節目節目を捉えることが必要です。
逆に言うと、ロシアが核を使用するシナリオはまだ織り込んでいないため、そうなったときは、もっとずっと下がり2800も見えてくるのではないでしょうか。
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