「NISAとiDeCo、夫婦で4口座」2024年からはもう不要? | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
【簡易要約】
- 夫婦での資産形成であれば、NISA、iDeCoをひとりにつき一つの口座開設を開設し、非課税4口座が有力だった
- しかし、2024年からの新しいNISA制度なら、取得価格で最大1,800万円の「枠」
- ただし、iDeCoの優位性はこれまで同様十分にある
- 夫婦全体で資産配分を考える「ファミリー・アロケーション」の時代へ
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新しいNISAについての話題でした。
iDeCoが魅力的なことは理解できますし、「枠」も少ないため、まずは忘れたつもり貯金をiDeCoで実施して新しいNISAの「枠」をできるだけ早く埋めることが合理的です。
※年末調整や確定申告で所得控除する必要があるため、完全に忘れてしまわないよう最低限の注意は必要です。
ただし、iDeCoのいつでも引き出せないという制約を嫌がる人も少なくないでしょう。どちらかというと、余裕資金がある人ほど実施しやすく税制優遇を受けられ、所得水準が低い人ほど万が一を考え、手を出しずらい状況です。
本来であれば、ここも格差を生む原因ですので、新しいNISA一本でも十分ではないかと思いますが、資金に余裕があるならまず始めたほうが良いでしょう。
ところで本日は、もう一つ別の軸、ジュニアNISA・未成年口座についても触れてみたいと思います。
NISA同様、23年で終わりを迎えるジュニアNISA。
そのあとを埋める制度は無いため、子を持つ親たちによる駆け込み需要で、ジュニアNISA・未成年口座の開設数は、廃止発表後に増加したと聞きます。
ただし、24年以降に子供が生まれる場合はどうでしょうか?
ロボ太としては、以前紹介した山崎元氏の「二世代運用」の考え方が非常に好きですので、上手いこと富豪化できないものかと考えてしまいます。
毎月5万円を20年かけて年率5%で運用できれば、約2,000万円になります。
だから、ジュニアNISAに間に合わなかったとしても、未成年口座を開設して子供の代わりに資産形成を実行することが有効だと考えます。
そして、贈与税には年間110万円の基礎控除があるため、毎月5万円であれば十分、可能な額になります。
ただし、順番としては子供のための積み立てをするよりも先に、自分自身の新しいNISA1,800万円の「枠」を使い切ることが優先です。
正直、「非課税贈与『枠』を活用した積立投資」と、「NISAによる非課税口座で運用したのち子供へ贈与」する場合、どちらがお得かは計算が煩雑です。
0歳から18歳までの間、110万円を特定口座で運用して、その後、いったん売却して新しいNISAを埋める場合と、親が1,800万円を限界まで活用した上で、売却して子供に贈与していく場合。
普通に考えると新しいNISAの非課税の恩恵を受けるほうが効率がいいはずです。
ただし、新しいNISA枠を早々に埋められる場合は、その余った分のうち110万円は、贈与非課税枠になりますので、それを駆使して子供の資産形成を実施できたらよいです。
ちなみに、未成年口座についてSBI証券の場合を調べてみました。
未成年口座(18歳未満)を開設するにはどうすればよいですか? : SBI証券
→親権者のPCサイトから未成年口座開設をお申し込み(開設基準あり)
未成年口座開設で用意する書類はどのようなものがありますか?(未成年口座開設の流れ) : SBI証券
→未成年口座開設の流れをリンク先より確認
0歳で証券口座を開設できるか教えてください。 : SBI証券
→0歳の未成年者の口座開設が可能(取引主体は親権者)
住信SBIネット銀行で未成年口座を開設することはできますか? : SBI証券
→住信SBIネット銀行は、満15歳以上であれば開設可能
未成年口座で、SBIハイブリッド預金の申込みは可能ですか : SBI証券
→住信SBIネット銀行口座は、個人の場合、0歳から開設可能
親権者口座の株式もしくは現金を未成年口座に移動はできますか? : SBI証券
→親権者口座・未成年口座間での資金および株式を移動することはできません。
銀行引落サービスを使って親の銀行口座から、子供の証券口座に入金し、投資信託を積み立てることは可能ですか? : SBI証券
→できません。
未成年口座で取引できる商品はなんですか?(取扱商品・取扱不可商品) : SBI証券
取扱商品
・国内株式現物取引(PTS含む)
・単元未満株(S株)取引
・新規状況/公募増資・売出
・立会外分売
・外国株式(米国・中国・韓国・ロシア株・ベトナム株・インドネシア株・シンガポール株・マレーシア株)
・投資信託
・債券
取扱不可商品
・国内信用取引
・カバードワラント
・外国為替保証金取引
・先物・オプション取引
・その他18歳未満ご利用可能な商品・サービス
つまり、お金が潤沢にあり「二世帯運用」が現実的にできる場合は、家族で8口座になりそうです。
夫:銀行・NISA・iDeCo+α(特定口座)
妻:銀行・NISA・iDeCo+α(特定口座)
子:銀行・特定口座
さらに余裕があれば、特定口座でさらなる積み立ても可能です。
あとは自分自身の入金額に応じて、着地させる形です。
結局、殖やす力は強力ですが、元手となる資金は必須。
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