現状は円が売られすぎ、ドル安円高トレンドに転換へ - MonJa〈もんじゃ〉お金と暮らしの情報サイト
【簡易要約】
エミン・ユルマズ氏の指摘
- エコノミストのエミン・ユルマズ氏は、「現状は円が売られすぎ」と指摘(取材:2022年9月20日)
- ドル高円安の背景にあるファンダメンタルズを理解する必要
よく言われる円安理由
- よく言われる日米の金融政策の違い(金利差拡大)
- しかし、名目金利からインフレ率を引いた実質金利は、むしろ日本の方が高い
- 米国は-5%(政策金利3%-インフレ率8%)、日本は-3%(政策金利0%-インフレ率3%)
- つまり、金利差だけでは現在の為替水準を説明できない
今後、ドル安円高トレンドに転換する3つの理由
コモディティ高のピークアウト
- NY原油、食料、景気に敏感な銅などの価格下落し、世界的な景気減速を反映
- 日本の場合、原油やエネルギー価格の高騰が貿易収支の悪化も円安要因
- 今後、日本の貿易収支が改善に向かうことで円高に振れる下地
円キャリートレードの巻き戻し
- 円キャリートレードとは、相対的に金利が低い円で資金を借り入れ、その資金を外貨に転換して運用する取引のこと
- 日本銀行だけが緩和を続けており、“おいしい”トレードとして活発に行われてきた
- この円キャリートレードは相場が良いときにしか機能しない
- 日本から出て行ったお金が戻ってくることで、円高要因になる
インバウンド(訪日客)の復活
- 今後、訪日旅行が活発化することで円が買われていく
今後見通し
- 米国の資産バブル崩壊が起こればドル/円は130円台に戻っていき、中期的には110~120円台まで円高が進む可能性
- ユーロ圏のインフレのピークアウトには時間がかかりそう
- ロシア・ウクライナ戦争の長期化でユーロ圏は中長期的に弱体化する可能性
- ユーロ/円は135円程度まで下がるとの見方
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先週の大きなトピックとして、さらなる円安進行が挙げられます。
150円突破も時間の問題でしょうか。
エミン・ユルマズ氏は、米国の景気後退で再び円高ドル安トレンドに転換する可能性があると指摘しています。
ロボ太ももちろん、そのシナリオを指示していますがこのまま150円を突破してしまうのではないかという不安。
そして、150円を突破したらさらに勢いづいて、円安に進んでしまうのではないかという不安があります。
「サイクル投資」を実践するなら、いまのタイミング円転するぐらいでしょうか。
数日前の記事で述べてる通り、急落するとしたら「年末に向けて」か「年明け後の2月3月」ぐらいが濃厚ですが、軟着陸して大きく下げずに切り抜ける可能性もあります。
米国株が大きく下がってくれれば、景気後退の象徴となり、そこから日本円への資金の逆流がわかりやすく活発化すると考えられますが、軟着陸する場合はいつの間にか円高に変わっていくため、タイミングが難しいのです。
中長期的には円安を考えていますが、一直線で円安になるとも思えませんから、円高にポジションを取りたいですがとても不安ですね。
だからこそ、円高になった時に旨味があるとも言えます。
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