株式会社カブロボ/pegging株式会社の運営メモ

年率30%を目指すロボアドバイザー「信用ロボアド」を提供する株式会社カブロボ(旧gescalgo)の運営メモです。お金や投資、相場にまつわる情報を発信してます。


【市況ニュース】FRBの長い戦いに終わりが見えてきたような。

展望

 

アメリカのマーケット展望【2023年6月度】 - インヴァストNAVI

【簡易要約】

  • S&P500指数の(6/1からの)向こう1カ月のターゲットは4050
  • 米国経済は好調

6/1までの経済指標

  • 4月の非農業部門雇用者数は予想18万人に対し25.3万人
  • 失業率は予想3.6%に対し3.4%
  • 平均時給の伸びは予想4.2%に対し4.4%
  • 4月の物価統計では消費者物価指数は予想5.0%に対し4.9%
  • コア指数は予想に一致する5.5%(依然として高い水準)

→景気後退より好景気による金利上昇のほうが怖い

 

雇用統計の結果 - インヴァストNAVI

【簡易要約】

5月分の経済指標

  • 5月の非農業部門雇用者数は予想19万人に対し結果33.9万人
  • 失業率は予想3.5%に対し結果3.7%
  • 平均時給は+11¢(4月+13¢)

長期金利と株式に関して

  • 4月のコアCPIは+5.5%、労働収入は+4.2%
  • 労働者の実質賃金はマイナス成長
  • 低所得者層を中心にインフレがだんだん国民生活を圧迫
  • 連邦債務上限引き上げは議会の合意が成立した
  • つまり、国債発行が再開される
  • 財務省証券の需給関係にとっては悪い材料(長期金利上昇要因)
  • 長期金利が上昇すれば株式にとっては苦しい環境

 

FOMCの結果 - インヴァストNAVI

【簡易要約】

6月のFOMC

  • 6月13・14日の連邦公開市場委員会(FOMC)にて、米国の政策金利であるフェデラルファンズ・レート(略してFFレート)は現行の5.00~5.25%に据え置かれた
  • 過去1年以上に渡って行われてきた利上げが今回初めてストップした
    かし声明文ならびに経済予想サマリーは今後更に利上げが行われる可能性を示唆
  • FRBメンバーの経済予想を集計した経済予想サマリー(略してSEP)によると今年末のFFレートのコンセンサス予想は5.6%(前回のコンセンサスより0.5%も高い)

今後の見通し

  • 市場関係者は年内に1回前後の利下げを織り込んでいた
  • そのシナリオはFRBにより完全に否定された
  • 利下げがお預けになるということは株式にとって悪いニュース

 

 

 

~~~~~

 

現在のS&P500は4410ですが、広瀬隆雄氏の見通しでは4050。

つまり、8~9%ほど下げの展開を予想しています。

S&P500_20230617

 

まだ現在の米経済は強いですが、ようやくジワリジワリとインフレの影響が確認され出しました。

 

我慢の年として22年を過ごし、23年も引き続き我慢の年で終わりそうですが、逆に言うと終わりが近づいてきたように思えます。

 

初の利上げストップそして、24年のFFレートの見通しは4.6%(前回は4.3%)、25年末は3.4%(前回は3.1%)。

 

微増しているものの、ここに来てようやくFRBの意図している軌道に乗ってきた感じはあります。

 

経済が強ければ、利上げを繰り返しそのうち国民生活はひっ迫してきて景気後退。

経済が弱まっていれば、現行の5.00~5.25%に据え置いたまま数字が予定するところまで下がっていくのを見守る展開となりそうです。

 

ただし、23年末のFFレート予想は5.6%。

つまり、あと2回程度0.25%の利上げを予想している訳です。

 

ということは、今年さえ耐えきれば金利の下げる余地も出てきて、FRBの動きが一辺倒ではなくなるほど、トレードの動きも活発化してきます。

また、24年は米大統領選挙もありますから、現職有利であるなら株高も期待できます。

 

(23年中は調整が入るにしても)このまま好景気継続の強気シナリオか、上げ下げを繰り返す波乱相場か、投資家としては今までのグズグズとしたストレスを発散するような展開が期待されます。

 

「新しいNISA」も始まりますし、積立投資をするならちょうど良いタイミングではないでしょうか。

 

 

 

 

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24年以降の新しいNISAと、ジュニアNISA廃止後の未成年口座について考える。

親子運用

 

「NISAとiDeCo、夫婦で4口座」2024年からはもう不要? | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

【簡易要約】

  • 夫婦での資産形成であれば、NISA、iDeCoをひとりにつき一つの口座開設を開設し、非課税4口座が有力だった
  • しかし、2024年からの新しいNISA制度なら、取得価格で最大1,800万円の「枠」
  • ただし、iDeCoの優位性はこれまで同様十分にある
  • 夫婦全体で資産配分を考える「ファミリー・アロケーション」の時代へ 

 

 

 

~~~~~

 

新しいNISAについての話題でした。

iDeCoが魅力的なことは理解できますし、「枠」も少ないため、まずは忘れたつもり貯金をiDeCoで実施して新しいNISAの「枠」をできるだけ早く埋めることが合理的です。

※年末調整や確定申告で所得控除する必要があるため、完全に忘れてしまわないよう最低限の注意は必要です。

 

gescalgo.hatenablog.com

ただし、iDeCoのいつでも引き出せないという制約を嫌がる人も少なくないでしょう。どちらかというと、余裕資金がある人ほど実施しやすく税制優遇を受けられ、所得水準が低い人ほど万が一を考え、手を出しずらい状況です。

 

本来であれば、ここも格差を生む原因ですので、新しいNISA一本でも十分ではないかと思いますが、資金に余裕があるならまず始めたほうが良いでしょう。

 

 

 

ところで本日は、もう一つ別の軸、ジュニアNISA・未成年口座についても触れてみたいと思います。

 

NISA同様、23年で終わりを迎えるジュニアNISA。

そのあとを埋める制度は無いため、子を持つ親たちによる駆け込み需要で、ジュニアNISA・未成年口座の開設数は、廃止発表後に増加したと聞きます。

 

ただし、24年以降に子供が生まれる場合はどうでしょうか?

 

ロボ太としては、以前紹介した山崎元氏の「二世代運用」の考え方が非常に好きですので、上手いこと富豪化できないものかと考えてしまいます。

gescalgo.hatenablog.com

 

毎月5万円を20年かけて年率5%で運用できれば、約2,000万円になります。

だから、ジュニアNISAに間に合わなかったとしても、未成年口座を開設して子供の代わりに資産形成を実行することが有効だと考えます。

 

そして、贈与税には年間110万円の基礎控除があるため、毎月5万円であれば十分、可能な額になります。

 

ただし、順番としては子供のための積み立てをするよりも先に、自分自身の新しいNISA1,800万円の「枠」を使い切ることが優先です。

 

正直、「非課税贈与『枠』を活用した積立投資」と、「NISAによる非課税口座で運用したのち子供へ贈与」する場合、どちらがお得かは計算が煩雑です。

 

0歳から18歳までの間、110万円を特定口座で運用して、その後、いったん売却して新しいNISAを埋める場合と、親が1,800万円を限界まで活用した上で、売却して子供に贈与していく場合。

普通に考えると新しいNISAの非課税の恩恵を受けるほうが効率がいいはずです。

 

ただし、新しいNISA枠を早々に埋められる場合は、その余った分のうち110万円は、贈与非課税枠になりますので、それを駆使して子供の資産形成を実施できたらよいです。

 

ちなみに、未成年口座についてSBI証券の場合を調べてみました。

 

未成年口座(18歳未満)を開設するにはどうすればよいですか? : SBI証券

→親権者のPCサイトから未成年口座開設をお申し込み(開設基準あり)

未成年口座開設で用意する書類はどのようなものがありますか?(未成年口座開設の流れ) : SBI証券

→未成年口座開設の流れをリンク先より確認

 

0歳で証券口座を開設できるか教えてください。 : SBI証券

→0歳の未成年者の口座開設が可能(取引主体は親権者)

 

住信SBIネット銀行で未成年口座を開設することはできますか? : SBI証券

→住信SBIネット銀行は、満15歳以上であれば開設可能

未成年口座で、SBIハイブリッド預金の申込みは可能ですか : SBI証券

→住信SBIネット銀行口座は、個人の場合、0歳から開設可能

 

親権者口座の株式もしくは現金を未成年口座に移動はできますか? : SBI証券

→親権者口座・未成年口座間での資金および株式を移動することはできません。

 

銀行引落サービスを使って親の銀行口座から、子供の証券口座に入金し、投資信託を積み立てることは可能ですか? : SBI証券

→できません。

 

未成年口座で取引できる商品はなんですか?(取扱商品・取扱不可商品) : SBI証券

取扱商品
・国内株式現物取引(PTS含む)
・単元未満株(S株)取引
・新規状況/公募増資・売出
・立会外分売
・外国株式(米国・中国・韓国・ロシア株・ベトナム株・インドネシア株・シンガポール株・マレーシア株)
・投資信託
・債券

 

取扱不可商品
・国内信用取引
・カバードワラント
・外国為替保証金取引
・先物・オプション取引
・その他18歳未満ご利用可能な商品・サービス

 

つまり、お金が潤沢にあり「二世帯運用」が現実的にできる場合は、家族で8口座になりそうです。

夫:銀行・NISA・iDeCo+α(特定口座)

妻:銀行・NISA・iDeCo+α(特定口座)

子:銀行・特定口座

 

さらに余裕があれば、特定口座でさらなる積み立ても可能です。

あとは自分自身の入金額に応じて、着地させる形です。

 

 

 

結局、殖やす力は強力ですが、元手となる資金は必須。

稼ぐ力を蓄えることも大切ですし、仮想通貨トレーダーへの可能性に挑戦してみたい方は、弊社新サービスを活用してみてください。

 

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【市況ニュース】日本株上昇に浮かれることなかれ!中長期目線の重要性について。

長期目線

 

コラム:米債務不履行なら円安加速か、ドル不足が顕在化 | ロイター

【簡易要約】

米債務上限問題

  • 米債務上限問題の着地点が見えない
  • デッドラインとみられている6月1日までに上限の引き上げが必要
  • それがない場合、6月上旬には米短期債の償還ができなくなりデフォルトになる可能性が高い
  • イエレン米財務長官は政府の支払いが滞る可能性が「極めて高い」という認識

その後の展開

  • デフォルト時にはリスクオフ心理で円高になるという見方
  • ドル不足に市場の焦点が集まれば、円安加速の展開
  • 外為市場でもドル買いニーズが高まると筆者は予想

 

焦点:ドル140円突破、「円安ロケット」再点火か 日本株高も支え | ロイター

【簡易要約】

  • 日銀の植田和男総裁が大規模緩和の早期修正に慎重姿勢
  • 円資産へ大きく投資するには、円安による減価を防ぐ為替ヘッジの円売り
  • 日本株投資は、株高と円安の同時進行といった「日経平均とドル/円の相関を強める可能性」もある

 

株高「ぬか喜びしない方がいい」、中長期で判断を=経団連会長 | ロイター

【簡易要約】

経団連の十倉雅和会長の弁

  • 経団連の十倉雅和会長は、このところの日本株の上昇について「あまりぬか喜びをしない方がいい」と指摘(5月22日)
  • 世界で日本の安定感が好感され資金が流入
  • しかし、世界経済は変化していくとして中長期で判断すべき

日経平均株価の心理的節目突破

  • 日経平均株価は心理的節目の3万1000円台まで上昇
  • 1990年8月以来、約33年ぶりのバブル崩壊後の高値を更新した

中長期での心配事

  • 日本は金融緩和政策を継続するなど経済が比較的安定しているため投資先として選好されやすい
  • 「今、世界中で余剰資金が投資先を求めて徘徊している」状況
  • ウクライナ侵攻や物価高、金融引き締めなど「いろいろな心配事がある」

 

株を減らして金と現金保有を、JPモルガンのコラノビッチ氏呼び掛け - Bloomberg

【簡易要約】

  • ウォール街の強気派、JPモルガン・チェースのマルコ・コラノビッチ氏
  • 株式の持ち高を減らして現金を堅持するよう顧客に呼び掛ける

 

 

 

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米債務不履行が刻々と近づいています。
ただし、デフォルト有無にかかわらず、円高の可能性は低く円安と見ています。

 

まずは日銀・植田総裁による金融緩和の継続が大きいです。
再び、150円に向けて進んでいくことでしょう。

 

また米国がトラブりがちなときは、むしろ円安になるのが最近のトレンドです。
つまり、「有事の円買い」ももはや過去の話です。

要するに、「金融引き締め」が起これば話は別ですが、当面は実施されないとの見方であれば、円安要因のほうが強くなるのではないでしょうか。

 

海外勢の日本株投資がそれに拍車をかけている状況というのも面白いです。

円安に対する為替ヘッジとしての円売りがますます増えそうとのことです。

これも、円安=株が割安、の状態でさらに進むスパイラルです。

 

そして、ロボ太的も中長期で円安を見ています。

そのため、日本株が株高で浮かれていようとも、外貨での資産形成(外国株投資)を進めることに注力しています。

そうすると、円を売って米ドルを買うことになりますから、やはり円安要因になります。

今の日本の投資ブームをけん引する米国株投資が、日本株に多少流れることはあっても、NISAなどの多くの資産形成手段は海外が投資先になっていることから、この円安スパイラルに拍車をかける状況から抜け出すのは難しいように思います。

 

JPモルガンのコラノビッチ氏は、株式の持ち高を減らしてと顧客に呼び掛けているそうです。

しかし我々一般投資家は、変にタイミングを計って高値で売って底値で買い直そうとせず、淡々と積み増しの一手ではないでしょうか。

 

 

 

もちろん日本株に投資すること事態は賛成です。

割安株を探すのも良いですし、特に最近のIPO投資が再加熱していることにも注目しています。

効率的にリターンを得つつ、資産を形成していけるのが一番です。

 

ただし、1点気を付けたいのは、日本円の価値が相対的にドンドン下落していくのであれば、主軸は外国株だという点です。

円安で海外旅行への難易度が上がるだけではなく、海外からの輸入品や輸入品から作られる商品は、これからもどんどん値上がりします。

 

そうなった場合、私たちは国内のより安い代替品を買うか、今まで以上の高いお金を払って同じ商品を買う必要があります。

日本株に投資するということは、純粋なインフレコストと、円安による為替コストを上回るリターンを目指す必要があります。(もしくは、国内生産されているものだけで生活するか)

 

それよりも、外国株による資産形成を進め、必要であれば円に換えるほうが簡単だと考えます。

つまり、中長期で考えるのであれば全世界株もしくは米国株が無難ということです。

 

 

ちなみに、今このタイミングで住信SBIネット銀行は、外貨キャンペーンを2つも打ち出しています。

 

ひとつは、1万ドル以上の移動で、ポイント5000円分~付与されるというもの。(~2023年6月30日(金))

外貨まるっと移動キャンペーン | NEOBANK 住信SBIネット銀行

 

もうひとつは、為替手数料が無料になるというもの。(~8月18日(金)11時59分 約定分まで)

外貨預金セール | NEOBANK 住信SBIネット銀行

 

投資信託の場合は関係ないですが、個別株やETFを買われる方には朗報です。

とはいえ、円安進行が行われている中でのドル転は精神的にシンドイものがあります。

しかし、中長期的に円安と考えているなら、今変えておくことは合理的であります。(短期での高値掴みは許容する)

 

当初の目論見としては、今年中は120円±5円で買えるチャンスが来ると見ていました。しかし、実際は128円ぐらいでしたので、なかなか思い通りにはいきません。

 

今しばらく時間があるので、冷静に考えたいと思います。

ただし、デフォルトで円安であれば悠長なことも言ってられません。

5/27 140.66円が1か月後にはどうなっているでしょうか?

 

 

 

 

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