FRBの信用失墜、インフレに関し市場と国民に説明を-エラリアン氏 - Bloomberg
【簡易要約】
- インフレ問題を巡り、金米連邦準備制度理事会(FRB)は米国民に対する信用問題が生じている
- インフレ予測の甘さ=インフレ長期化
- 不確実性について話しておきながら、75ベーシスという特定の政策対応を排除
- 混乱の原因は、流動性リスク(取引できなくなる)、信用リスク(デフォルト)
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信用は大事。
これにつきます。
日本の円安も根本にある問題は、「日銀の信用失墜である」と記事にしました。
発言に整合性が取れてないと、受け取る側から不信感を抱かれ混乱を招きます。
日本では、お金の刷り過ぎとゼロ金利固定政策によるチグハグさに対して日銀が不信感を抱かれ、米国ではFRBの後手後手にまわってるインフレ抑制について不信感が募ってるようです。
ただし、先の記事でも上げた通り、日本は金利をあげることが難しい状況です。
理由は借金の額が多いから。
利息の支払いだけで信用リスク(デフォルト)を連想させる状況で、金利を上げたくても上げられないのです。
今までは輸出で儲かってたり円安と円高を行ったり来たりできていたのは、国民の預貯金があり、日本自体が競争力を維持していたからです。
今は預貯金額も円安で、海外からしたら目減りしてますし、一番の問題は競争力の低下です。
つまり、短期的には指をくわえて眺めてるしかないですし、やむなく為替介入したとしても、一時しのぎになるかさえ分からない状況です。
米国については、コロナでお金をばらまいた後、とにかく弱者救済に努めてきました。
まずは雇用の確保で、雇用統計の状況が改善されるまでひたすら緩和をしてきました。
その後、ある程度改善が見られたところで、今度はインフレ懸念のほうが大きくなりすぎたためテーパリングに踏切り対応してきました。
ただし、基本的に動きは遅く、そこに今年2月下旬のロシアのウクライナ侵攻が加わりインフレに拍車をかけました。
FRBもこの特殊な状況で判断がさらに遅れたように見受けられます。
とはいえ、ここまで不確かな状況なので、混乱も仕方がない反面、市場とのコミュニケーションと言う意味では、元菅首相のように言葉が足りなかった気がしてます。
しかし、今の日本の状況と比べると改善する余地はあるため、状況を次第にコントロールするようになるでしょう。
もちろん、このままコントロールが遅れ、スタグフレーション(景気後退+インフレ)になることも考えられますが、現在の企業業績はまだ問題ないようです。
という訳で、現在は資金をどこにおいておくか非常に判断に迷いますが、変に動かして手数料負けしたり、マイナスを食らうのであれば、つみたて投資は継続しつつ現金保有で円安のマイナスを受け入れるのが安全かもしれません。
もう少し状況が見えてきたら、また資金の動きは変わりそうですが、米市況はここからさらに下げる展開も予想されますので、「難しい」の一言です。
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