【簡易要約】
- 9月3日、雇用統計が発表
- 8月の非農業部門雇用者数は予想75万人を大幅に下回る23.5万人(デルタ変異株の影響)
- 11月からテーパー開始が濃厚(9月開始シナリオ消滅)
- デルタ変異株が蔓延しているかぎり、FRBが緩和を続けても、雇用刺激はできない
- もうひとつの重要な問題であるインフレに対する備えとして、11月のテーパー
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2カ月で160-200万人が基準ラインでした。
7月で94.3万人、今回の予想が75万人で、合計169.3万人で突破するはずでしたが、デルタ株の影響で、結果は117.8万人。(目標比30%不足)
テーパリングが維持されるとの見方で、株価が強気の展開もあるかと思われましたが、米経済がこれから迎えるインフレ懸念は見過ごせないほど大きいため、チキンレースのような、いつ落ちるか分からない展開が続きそうです。
日本はというと、10月中旬から月末にかけて解散または任期満了を控えているため、そこからの株高は期待できます。
ただし、米国株の調整がその期間までに発生しないと、”しこり”が残ってしまう形です。
個人的には、9月中に調整が入っていったんリセットされると、投資家マインドが再び勢いがますような気がしています。
新首相に関しては、自民党で菅首相からの交代のメッセージが強いですが、海外勢がどれぐらい交換するか次第になります。
国内だけでみたら、最近の値動きの通りプラスに働いています。