プライム指数は1日1回更新の「ほぼTOPIX」-市場再編1カ月 - Bloomberg
【簡易要約】
- 東京証券取引所の約60年ぶりの市場再編から1か月、新市場の片鱗が見え始めた
- 東証プライム市場の指数の動きはTOPIXとおおむね変わらない
- 市場再編前との実質的な違いが乏しい
1日の売買代金も変わらない
- プライム市場の銘柄数(1838)は東証1部市場(3月末2176)から340近く減少
- しかし、プライム市場の1日売買代金はTOPIXに比べて140億-160億円程度の減少で旧東証1部と比べて大きな違いはない
大きく変わったこと
- 改革後で大きく変わったのは、新指数の更新頻度が取引終了後1日1回になった点
- 市場分析にとって場中が出ない指数は意味がない
- 市場活性化という再編の目的がすっかり抜け落ちている
新指数の値動きがリアルタイムで確認できないなら、市場の関心度はどんどん下がっていく
~~~~~
市場改編自体は、上場維持基準をより厳しくしたこともあり好意的に見てました。
だから値動きに大差ないとしても少し長い目で見れば、上場維持基準による選別効果は確認できるのではないでしょうか。
売買代金にしても、そもそも流通量の少ない企業を間引いたわけですから、さほど変わらないのは当然の結果です。
むしろ海外投資家の資金がごっそり抜け落ちてることのほうが重要な課題です。
東証再編は競争力のある企業が残り、投資初心者や海外投資家が安心して投資できる環境づくりという点でデメリットはなく、問題はもっと根本的なものと考えます。
しかし、運用面では不便さが際立ってます。
新指数の値動きの更新が1日1回は、長期投資では問題ないですが、短期トレーダーからすると「まったく使えない」代物です。
それが原因で関心が下がり、使われなくなっては元も子もありません。
「市場活性化」が重要なテーマである以上、いろいろな投資家のニーズに応えるための利便性向上は必須です。
今後、東証はどう変わっていき、投資家たちは日本へもどってくるか。
東証だけで解決できない問題もありますが、割安となった日本株の今は、ピンチでありチャンスでもあります。
しかし、市場のピンチやチャンスに惑わされずにシステムトレードをおこなうなら、年率30%を目指す、信用ロボアドをぜひ検討ください。
運用実績は、下記よりご覧いただけます。
・デモトレード
・トレーダーYの「信用ロボアド」運用ブログ
疑問・質問などは、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。