米国株、長期・分散積立投資なら大丈夫は本当か | 政策・マーケットラボ | ダイヤモンド・オンライン
【簡易要約】
米国株を買い続けて良いのか?
- 1950年からのデータを使って試算
- 長期分散の積立株式投資のリターンとリスク
52年間の投資実績
- 2021年12月まで624ケース(=12カ月×52年)の投資成績の年率リターン
- 中央値は8.6%(平均値は8.0%)
- リターン6.9%以上のケース(黄色線)が全体の3分の2
- リターン2.5%以下のケースは全体の5%
過去52年間の極端な低リターン2ケース
- 1970年代末と、2008年リーマンショック後
- 1978年11月に終期の場合は年率マイナス0.3%
しかし、1983年まで5年ほど投資を延長すると年率7%台に回復 - 2009年3月に終期なら1.5%
しかし、2013年まで投資を延長すれば7%のリターンに回復
直近の成績と見通しについて
- 直近2021年12月に終期ならリターン13.6%
- 中央値8.6%に比べ高く、「平均への回帰」が起こるのは当然
- ドル金利低下、ドル相場下落、株価下落、が同時に起こる可能性が高い
ポートフォリオの価値減少を防ぐ4つの選択肢
- 投資残高の一部を売って減らす(目標額間近、達成してる人)
- 長期債を購入(リスクヘッジ)※高い金利(低価格で買う必要あり)
- 米国株価指数連動のベアーファンド(ETF)を多少購入
- ドル売り持高を作って維持(ドル下落時には有効なヘッジ)
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米国株はタイミング悪く一時的に資産価値が大きく目減りすることはある。
しかし、その後5年ほど続けていれば、平均値の運用利回りに近いところまで戻るとのお話。
つまり、むこう5年で大きな出費の予定がないのであれば、継続したほうがお得のようです。
「目標金額まで貯まったら辞める」のも一つの手段ですが、そもそもいつ亡くなるかわからないですし、不安を解消するにも資産運用は続けたほうがよさそうです。
人によっては資産の目減りに耐えられない人も居るかと思いますので、その辺は価値観になります。
ただ、少し視点を変えますと、例えば子供がいる場合では、自分の資産をうまく子や孫に引き継ぐことで、下の世代の資産形成を強力にサポートできます。
また、「もし、老後に急落が来たら」ということが気になる場合の思考実験はこちら。
最後に、FIREも老後の資産形成もほぼ変わらないというお話。
一定額を積み立てつつ、人的資本を磨き、交友関係を大切にすることが豊かな人生を送る秘訣ですね。
ちなみに、ポートフォリオの減少を防ぐ4つの選択肢はテクニカル過ぎて逆に資産を減らしてしまうことも考えられますので、素直に優良なETFや投資信託の継続が一番ではないでしょうか。
もし今よりも資産形成をブーストさせることをお望みの場合は、年率30%を目指す、信用ロボアドを検討ください。
運用実績は、下記よりご覧いただけます。
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