5月の利上げは? 行き過ぎた景気悲観論に注意 マーケット|SBI証券
【簡易要約】
これまでのおさらい
- 3月22日の連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利上げが発表
- 5月3日のFOMCでも0.25%の利上げ予定
- しかし先物価格から逆算される利上げ確率では、市場参加者は88%の確率で現行
- 4.75~5.00%の維持を予想
- 最近の急激な短期金利の低下やドル安は、景気後退観測が原因
直近の下落について
- 銀行不安が景気後退を誘発するとは考えず不況は局地的
- 銀行破綻は仮想通貨やベンチャーに極端に肩入れした預金者の慌てた引き出しが危機の原因
- いまアメリカで起こっているのは所得水準の高いプロフェッショナルのリストラ
- 大部分のアメリカ人にとっては無縁な世界
狙い目は銀行株
- 不安が他へ飛び火しないのであれば銀行株の下落は行き過ぎ
- FRBはフェデラルファンズ・レートを引き下げる気は無い
- 極めて低い預金金利と短期金利の金利差はしばらく開いたまま
- メガバンクの決算は引き続き好調になる可能性が高い
今後の投資戦略
- エネルギー、景気敏感、消費循環などのセクターは急速に景気後退を織り込んだ
- しかし景気が底堅いとなると見直し買いされる
- 反面、テクノロジーはいち早く金利低下を見越し買われた
- このセクターの業績は悪く強気転換するのは早すぎ
アメリカのマーケット展望【2023年4月度】 - インヴァストNAVI
【簡易要約】
現在の相場観
- S&P500指数の向こう1カ月のターゲットは4190
- 4月も堅調な相場を予想
- 一握りの地銀の破綻が経済全体に与える影響は限定的
今回の銀行危機
- 今回の銀行危機はごく限られた特殊な状況
- 金融システム全体がストレスを感じているのではない
- だから次の5月3日のFOMCでも0.25%の利上げを考えている
銀行危機の原因
- 今回パニックを引き起こした原因は預金者にもある
- 今回危機に瀕した金融機関の預金者は、スタートアップ企業の経営者
- つまり彼ら独自の情報ネットワークを通じて得た早耳情報で預金を引き揚げた
- 世界の銀行が同じような預金引き出しのリスクに晒されている
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まさに先日の記事でも指摘されていた箇所です。
「シリコンバレーバンク破綻と同じことが、金融機関で部分的に起こり続ける」
「暴落もない、パニックもない。しかし、バブルは崩壊していく」
S&P500指数の4月末のターゲットは4190とのこと。
これはセルインメイもありますので妥当と言えば妥当ですが、これは心理的節目である4200をなかなか越えずらいことを示しています。
正確に言いますと、22年5月以降ですと4300台が高値圏ですから、まずは4200その後の4300を突破するのはそう簡単なことではないでしょう。
むしろ、上値が限定的とあれば、下がる方向にしか進まないような気もしますが、金融不安も限定的。
それ以外の自然災害や戦争によるショックで一時的に急落するぐらいでしょうか。
今は仕込みの時期ということで、来るべき株価上昇に向けて虎視眈々とチャンスをうかがうのが良さそうです。
「癸(みずのと)卯(う)」
「これからの十年の飛躍の年に向けた第一歩」
上記の年頭所感を忘れずに、今年一年、慎重かつ時には大胆に次の10年への礎作りを意識したポートフォリオを組むことをオススメいたします。
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