黒田ショック走る、日銀の緩和修正は出口に向けた市場混乱の始まりか - Bloomberg
【簡易要約】
市場の混乱
- 任期満了まで4カ月足らずに迫った日本銀行の黒田東彦総裁
- 日銀は、イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策における長期金利(10年国債金利)の誘導水準を0%程度に維持しつつ、変動許容幅を従来の上下0.25%程度から同0.5%程度に拡大することを決めた
- 不意打ちを食らった形となった市場では長期金利と円相場が急上昇し、株式相場は大きく下落
利上げ許容の意図
- 「市場機能を改善し、緩和効果をより円滑に波及させる」ことが狙い
- 利上げや金融引き締めではないと繰り返す
- 発表後の市場の動きは、今回の決定を金融引き締めと受け取ったことを示唆
世界の国々の懸念材料
- 世界の国々にとってさらに大きな懸念材料は、円選好でドル資産を売るきっかけとなる可能性があること
- 日本が資金のリパトリエーション(国内回帰)を進めた場合、オランダやオーストラリア、フランス、英国も影響を受けやすい
- 金利上昇を容認すれば、国外にある日本の資金が津波のように国内へ押し戻される可能性がある
今後の行方、後任人事
- 4月の日銀新体制の発足に向けて2月に人事案を国会に提示
- 後任は現副総裁の雨宮正佳氏と前副総裁の中曽宏氏の2人が有力視
- 雨宮氏なら政策の継続性が重視、中曽氏の場合は、岸田首相の「アベノミクス離れ」を示唆
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「変動許容幅を従来の上下0.25%程度から同0.5%程度に拡大」により、金融引き締めが起こるのではないかと混乱する市場。
しかし、ロボ太的には過去に紹介した藤巻氏の記事の通りで、利上げしたら利払いどうするのか?という問題の答えが見つからないため、長期継続や積極的な利上げは行われないものと考えています。
つまり、円高には振れますが、120円±5円が良いところではないでしょうか?
ただし、現在の世界情勢を考えて割安株、安全資産としての日本株がフューチャーされることがあれば、もう少し円高に振れるかもしれません。
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