円が対ドルで一時2%超上昇、143円前半-予想下回る米CPIで - Bloomberg
【簡易要約】
10月の総合消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.7%上昇
- 米国では10月、インフレが市場の予想以上に鈍化
- 数十年ぶりという物価上昇が勢いを弱めつつある
- 米金融当局にとっては急激な利上げを減速させる余地
- 市場予想は7.9%上昇
食品とエネルギーを除くコアCPIは前年同月比6.3%上昇
- 市場予想は6.5%上昇
円が対ドルで一時2%超上昇、143円前半-予想下回る米CPIで - Bloomberg
【簡易要約】
- 円が対ドルで一時2%を超える大幅高となり、1ドル=143円18銭
- 10月の米消費者物価指数(CPI)が予想を下回る伸びとなったことが背景
- 同統計発表前は1ドル=146円04銭
国債発行残高993兆円 9月末、1000兆円目前に: 日本経済新聞
【簡易要約】
- 普通国債の発行残高が9月末に過去最大の993兆7965億円
- 6月末から9兆4612億円増え1000兆円が目前に迫る
- 経済成長を伴わない財政支出の拡大が続く
- 金利が上がれば利払い費が急増する懸念
- 「国の借金」は1251兆3796億円
国の借金の割合
- 日本の一般政府債務残高のGDP比は21年に262.5%
- 米国は128.1%、ドイツは69.6%、英国は95.3%
- 日本は主要7カ国(G7)のなかで突出して高い
- 低金利で国債を増発する財政と金融のもたれ合いのツケで円安
- 日本も通貨の信認が問われる局面になりかねない
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CPIが明らかに鈍化。それに伴い円安進行も落ち着き一時143円台。
これで日本の家計もひと安心と感じる方も多いでしょうが、本当にそうでしょうか?
短期的には落ち着きを見せるドル円の為替レートも、中長期的には円安と見るのが適切にじゃないでしょうか。
要因は、日本の「国の借金」です。
日本が国債発行というつけ払いを乱発しまくっている結果、どこかのタイミングで「日本も通貨の信認が問われる局面」が訪れるのは時間の問題です。
もしそれを回避するなら、日本のGDP成長の再加速しか方法はないでしょう。
しかし、それこそ非現実的な解決策です。
では、もしその「日本も通貨の信認が問われる局面」が訪れた場合はどうなるのでしょうか?
その場合は、「負債をチャラにして新しい通貨レートを設定する」ことになるでしょう。
つまり、今の円安で家計が苦しく冷や汗をかいた人たちは、円高に戻る為替レートを見て安心しているかもしれません。
しかし、そう遠くない未来に日本のつけ払いに世界が嫌気がさしたタイミングで、円安進行というレベルではなく、通貨単位の切り下げ(デノミ)が行われることになります。
その場合は、10,000円が100円の価値になるいわゆるハイパーインフレが起こります。日本国内だけでの生活なら、そこまで不自由しません。
しかし、海外からの輸入品を買おうとした場合、例えば今まで10万円だったiPhoneが1000万円になってしまいます。
つまり、いま円高に振れて安心するのではなく、むしろ円高に転換しようとしている今だからこそ、一定の資金を外貨に換えて、万が一のデフォルト(債務不履行)やデノミ、ハイパーインフレに備えていく必要があるのではないでしょうか。
日本の受難は続きます。
極力、日本だけで生活して国内品だけで生活するのであれば、年率30%を目指す、信用ロボアドを活用して、日本円を殖やすのも一手です。
ただ、難しいことは考えず、一定の割合を外貨で持っておくのは、今後の日本において必須の備えではないでしょうか。
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