アフリカ人口増加によるインパクト | ANZA -日本企業のアフリカでの「始める」を応援します-
【簡易要約】
2021年現在世界の約6人に1人が、そして30年後の2050年には世界の4人に1人がアフリカ人になると予測
- 人口増加による大きな影響
- 地方から都市部への人口流入(2010年には約4億人であった都市部の人口は、2050年にはその約3倍の12億3000万人)
- 都市部におけるインフラの逼迫や公衆衛生の悪化が深刻化する可能性
- 都市化は食料問題にも拍車
- アフリカの経済発展を促すと考えられる一方、雇用機会が創出されなければ、失業率は高まる
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2050年のアフリカにおける人口増加は、大きなチャンスかもしれません。
しかし、人口増加のメリット・デメリットは今と昔で変わっているんじゃないかと思います。
人口増加のメリットは、労働力と消費活動が増え国の経済が潤うことです。
日本もそうして発展してきました。
しかし、昨今では機械やAIの導入により、人間は働かなくてもよくなってきています。
そして仕事に就けない人たちは、50年前と比べたら信じられないぐらい豊かな生活をしてますが、自分を活かしているという充実感を得られないまま、抑圧された人生を送ることになります。
仕事は、肉体労働と頭脳労働と感情労働の三つに加え、隙間時間で行う三つの労働それぞれを簡易化した労働が存在します。
それで頭脳(いわゆるホワイトカラー)から機械に置き換わり、危機感を持ってる人や自由な働き方にいち早く取り組んでる人が、肉体労働の簡易版(ウーバーやAmazonの配達員など)を行ったり、インフルエンサーとして感情労働に従事しています。
肉体・頭脳・感情すべての労働は、生まれ持った能力にも大きく左右されるため、その領域で勝ち残れない人は簡易版(今までならアルバイトや派遣)に従事するしかありませんでした。
これからの時代で問題になるのは、ほとんどの人がトップ争いに敗れるため、一部の能力ある人たちが肉体・頭脳・感情の領域で活躍し、その他一般人は細々と糊口をしのぎながら(それでも昔と比べれば裕福な)、生活を送る選択肢しかないということです。
話はだいぶ大きく逸れましたが、インド含めこれから経済成長する国の抱える問題はこの点にあります。
日本などでは国の経済発展によって、多くの国民の所得水準は上がりました。
しかし、これからの時代は国の所得水準は上がっても国民全体の所得水準が底上げされることはなくて、格差が拡がっていくだけの可能性が高いです。
なぜなら、機械やAIによって単純な労働だけで稼ぐのが難しくなっているからです。
また一見、コミュニケーション主体の感情労働は誰でもできそうに思えますが、こちらもインフルエンサーで勝ち負けが分かれているように、目には見えない能力差がフォロワー数という現実の数値になって現れています。
国は経済成長を目指すべきですが、多くの人が幸福よりも抑圧を感じる社会であれば、暴動や凄惨な事件が起こりやすくなります。
単純に安い労働力で安価な製品を作っていれば、マイホームが買えた時代から移りつつあるので、国はより難しい調整が必要になりそうです。
それに加え、アフリカに関して言えば汚職や内紛などが絶えない地域もあり、なかなか安定して経済成長の軌道に乗りきらない経緯もあります。
初めのうちは荒野に建設を進めていく段階ですから、単純労働に従事する人たちも恩恵を得られ、皆で豊かになれます。
しかし、そのうちお金の横領や中抜き工事など、不正を働く人が出てくるのと、仮にうまくいったとしても、一定数が整備されてきたら機械化により省人化が一気に進んでしまい、失業者があふれることになります。
その辺の先行事例としては、今まさに成長を遂げているインドなどを参考にしながら、アフリカの成長にも目を向けていきたいです。
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