続・円安終了後の円高「基本シナリオ」 | 吉田恒の為替デイリー | マネクリ マネックス証券のお金と投資のオウンドメディア
【簡易要約】
- 円高への反動がどの程度のペースで、どの程度の規模で起こるか
- 基本的に110円程度まで円高に戻る意識は必要
過去5回の円高トレンドを検証
- 1998年以降の代表的な4回の円安トレンド終了後を調査
- 円安終了後2か月程度で5%以上の米ドル安・円高、半年程度では10%以上
- 今回140円から10%以上なら、125円程度
- 円安トレンドの終了は、遅くとも半年程度で一般的な認識となる
継続期間と最大変動率
- 米ドル下落率の最小は13%、最大は39%(120円~80円台)
- 5回のうち4回は米ドル最大下落率が20%以上
- 110円程度まで米ドル安・円高に戻す可能性を意識する必要がある
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いまの状態からすると想像しづらいですけれど、過去に照らせば為替は110円程度以上戻す可能性が高いとのこと。
たしかに、米国の金利高が解消すれば、米ドルで置いておくうま味は減ります。
さらに、景気後退およびスタグフレーションが起これば、米国以外で資産運用したほうが、取れる手段の中ではまともと考えられます。
逆にそれだけで110円まで戻すのかは謎です。
しかし、元々は115~120円程度で推移していました。
110円以上の円高になるかは不明ですけど、120円程度には戻す公算が高いです。
そうしたら、日本のいまの物価上昇も少しは緩やかになりそうですね。
また、海外の観光客も、円安の日本であれば挙って訪れてくれるでしょうし、コロナ禍の復興という意味では期待できます。
しかし、長期的な観点からは、円安方向に傾いていくという考えをメインシナリオとしています。
理由は、「為替=国力」と捉え、日本の国力は世界と比べ相対的に弱くなるトレンドにあると考えるからです。
ただし、以前にも書いた通り、目先の為替に一喜一憂してしまうのは得策ではありません。
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