FRB「インフレと共生」選択か、FF金利3%誤り-ブラックロック - Bloomberg
【簡易要約】
- FFレートが23年には3%前後まで引き上げられるトレーダー予想に対し、世界最大の資産運用会社、米ブラックロックのストラテジストらは異論を唱える
- 生計費の急上昇に対応する過度な利上げは逆効果(失業率を押し上げかねない)
- 失業率増加を連邦準備制度が望む可能性は低い
- 結局、「インフレとの共生」を選択せざるをえない
- 利上げの上限(中立金利)は、2-2.5%前後
利率7%強、米貯蓄国債を最大限に生かすには-購入待てば妙味低下も - Bloomberg
【簡易要約】
- 米貯蓄国債のシリーズIは、高リターン、低リスクで、さらにインフレ時に高パフォーマンスを1年間発揮する仕組み
- インフレ連動債であるため、利率は5月1日から9.62%と、現在の7.12%から大幅に上がる見込み
- しかし、この国債は購入日から6カ月ごとに利率が変わる
- 金利は毎年5月と11月の第1営業日に設定される
- 4月購入だと4-9月7.12%、10月-翌3月9.62%
- ところが、5月購入だと5-10月9.62%、11-翌4月物価上昇鈍化で利回りが下がる可能性あり
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米ブラックロックのストラテジストは、利上げで失業率が悪化するくらいなら、FRBはインフレとの共生を選ぶだろうと指摘。
また、米国のインフレ連動債で、高利回りを実現するには、「いつ購入したら良いか」の議論で、4月中(早いうち)がよいとの指摘。
理由としては、2回めの金利改定である11月には、インフレ上昇は鈍化してると考えられるから。
2つを合わせて考えると、10月ぐらいまでをインフレ共生路線で凌ぎきれば、失業率を悪化させることなく事態を収拾させられるとの見方です。
現時点のインフレは、供給側の制約が原因と考えられてることも大きいです。
ただし、過去の記事で3つの点を挙げましたが、①イールドカーブの逆転はすでに発生し、②インフレの6か月以上の長期化も起こりそうです。
最後の③株価調整も起こりそうで、S&P500の20%ダウン目安は3,854付近になります。
つまり、景気後退(リセッション)は濃厚です。
こうなると、スタグフレーションという最悪シナリオを避けて米経済復活の兆しを待ちたいです。
また、リセッション前には、株価の打ち上げ花火も期待できるため、そこに向けた仕込みも行えると良いですね。
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