メタ時価総額が約29兆円減少、1日として米史上最大の急減 - Bloomberg
【簡易要約】
- メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)は、2月3日の米株式市場で、1日としては過去最大となる時価総額の急減を記録
- 株価は26%下落し、時価総額は約2513億ドル(約28兆9000億円)失われた
- 市場でずっともてはやされてきた同社について、ウォール街のムードが冷ややかなものに転じたのは明白
【一部要約】
なぜ1月に相場が下げたか?
- 米国の中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)が、インフレ退治の目的で金融引締めに乗り出すスタンスを明快に打ち出したから
- FRBのバランスシートは、縮小が開始される見込み
- つまり、FRBの債券の保有高は今後減ってゆく
債権の保有高が減ると何が問題か?
- 保有証券は、1~2年で償還期限を迎える短期債が少なくない
- これまでFRBは、市場にキャッシュを供給し続けるため、債権が現金化されたら、もう一度短期債を買い直していた
- しかし、今後は短期債の買い直しを行わない事を意味する
- この政策変更で、市中から3兆ドル(約345兆円)ほどの現金が吸い上げられる
- 世の中の金回りが悪くなり、当然、株式投資へ回ってくるお金も先細る
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もてはやされて来たのは、メタ(フェイスブック)だけでなく、ハイテク株やグロース株全般と言えそうです。
その象徴がメタであったと。
で、失われた約29兆円はどこに消えたのかというと、FRBの金利引き上げによる市中からの吸い上げで、失くなってしまうのです。
コロナ禍でFRBがお金をばら撒くとわかっていたから、株価はどんどん高値を更新して過剰な投資ブームを演出しました。
いまは、お金をばら撒くのを止めて、ばら撒いた分をどんどん回収してくって話をしてる訳ですから、当然、それまでの虚構の株価は消失してしまう訳です。
ずっと持っていたら、また上がる日が来るかもしれませんが、例えば、3年後か5年後、もしくは10年後に、また上昇基調の局面を迎えたとして、メタもしくは、今回下がったハイテク株が再び上昇するかと言ったら、それもまた疑問が残ります。
価値を提供し続けていれば、再び上昇することも考えられますが、多くの銘柄はそのまま日の目を浴びずに、くすぶったままとなりそうです。
そしてそのときは、新たな別のテーマでもてはやされる銘柄が現れます。
これらを教訓に何が言いたいかといいますと、
お金がばら撒かれたら買い、引き上げられそうになったら徐々に売り!
が投資をする上で、単純かつ強力な法則であるということです。
コロナ相場がそうだったように、上昇局面では大抵の銘柄が上昇するため、勝ちやすく下落相場に転じたら、少し上がってはヘタれるの繰り返しで、機敏なトレードが求められ、勝つことが難しくなります。
次回、いつばら撒きのチャンスが訪れるかはわかりませんが、そのときに向けて虎視眈々と資産を極力減らさずに、備えたいです。
当面は、ドルコスト平均法をベースとした積立NISAなどの積立投資を行い、資金に余裕があるようでしたら、一部のお金で積極的にリスクを取って、年率30%を目指す 信用ロボアドをオススメいたします。
この下落相場になにゆえ、 信用ロボアドか?と言いますと、相場との相関が「ほぼ無相関」と言える過去の検証結果があるため、現状でもシステムトレードにより勝ちを狙って行けるのです。
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