株主優待だけでは資産は増えない!あなたが目指すべき株式投資の道は? | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
【簡易要約】
- 「株主優待」は、株式投資のハードルを下げた立役者
- しかし、資産形成に大きく貢献しない
- 資産運用の世界では、資産を増やすには「複利の効果」が重要
「株主優待」の活用
- 配当金を再び投資に回しても複利の効果は得られる
- しかし、金額が大きくないので株を追加するには資金が足りない
- 株主優待や配当金といった「インカムゲイン」は、再投資による複利の効果が得られにくい
- 利回りでみれば数%程度
- すでに多額の資産を保有してる場合はインカムゲインもよい
- 大きく増やす資産形成をするなら、キャピタルゲインが主軸
「複利の効果」を得る方法
- カテゴリーとしては「成長株」「割安株」「景気敏感株」「テーマ株」
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- 「成長株」は、企業の業績が年々伸び、今後も期待される銘柄
- 「割安株」は、割安な株価に放置されている銘柄
- 「景気敏感株」は、景気により業績が大きく変動する銘柄
- 「テーマ株」は、マーケットが注目するテーマに沿った銘柄
- 資産形成を目指すのであれば、「成長株」への投資をお勧め
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老後2千万円問題と、その後の新型コロナウィルスで、多くの人たちが投資を始めるきっかけを得ました。
しかし、努力を間違えてると期待する効果は得られません。
その代表例として、株主優待や配当金を目的とした投資手法があげられます。
もちろん、記事内にも書かれている通り、ある程度の資産が貯まった状態で日常の楽しみ、実益を兼ねた趣味としてやる分には問題ありませんが、資産を形成したいのであれば、「複利の効果」を最大限活かした投資手法で望むのが良策です。
具体的には、山崎元氏の「FIREしたい人も働き続ける人も、マネー戦略の3分の2は同じ」の通りです。
スシローのように、たまたま生活に役立つ優待銘柄が、成長株であった場合のみ恩恵を享受し、それ以外の場合は、稼いだお金を生活の中でやりくりする中でお寿司を食べるほうが合理的です。
また、ある程度、資産形成が出来ている人が株主優待を使うメリットは、株主優待には税金がかからない点が挙げられます。
配当金のインカムゲインでも、値上がりによるキャピタルゲインでも、税金は約20%課税されますが、優待に関しては株式を売却しない限り課税されないため、そこに注目して活用している人も居るのではないでしょうか。
しかしそれは同時に、一つの銘柄の上げ下げの影響を受けるため、多くの資産を預けるには不安が残ります。
そうやっていろいろ考えていると、結局、増やすだけ増やしてから使うか、一定の金額は常に積み立てた上で、日常の生活内でやりくりする方法が良いです。
信用ロボアドの場合は、得られた利益をそのまま運用資産に回せば、「複利の効果」を狙うことが可能です。
年率30%を目指す投資手法のため、リスクはありますが、資産形成を早めるには「稼ぐ力を高める」か「よりリスクをとるか」が必要になります。
ぜひ、検討ください。