我が国では、物価上昇の傾向は今のところなし。
例の不動産総量規制以降、ピタっと物価の上昇が止まった。
<1960年以降の日本の物価指数>
<最近3年間の日本の物価指数>
他方、アメリカの物価は継続的に上昇してきた。
<1960年以降の米国の物価指数>
<最近3年間の米国の物価指数>
日本とは対照的に、コロナ後に物価上昇が加速しているように見える。
米国期待インフレ率上昇は一旦頭打ちしているが、、、これは米国の物価上昇スピード低下を示唆しているのか。
物価上昇スピードが緩やかになるなら、テーパリング、金融引き締めは必要なし、ということで、米国長期金利も一旦頭打ち?
米国長期金利も一旦頭打ちしているが、、、
<マーケットのリスクシナリオ>
STEP1 アメリカの物価が上昇(インフレ)
STEP2 FRBが金融引き締め(テーパリングや利上げ)
STEP3 物価、株式の下落
日本の例をみると、
・量的緩和で国債買い付け(ベースマネーは大きな伸び)
・民間部門への資金注入には非積極的(マネーストック(M2、M3)の伸びを低く抑えてきた)
これでインフレ発生せず。
FRBはコロナ後に民間部門にたくさんお金を注入したから、まず富裕層の税率を上げる方針を掲げた、次に庶民に対するバラマキをやめる。これでマネーストックの伸びを抑えてやれば、量的緩和で低金利を維持してもインフレは回避できるのではないのか?