新NISAの論理的に正しい唯一の活用法 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
【簡易要約】
- 2024年から新しいNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)制度がスタート
- 投資家にとって素晴らしい制度
- 新NISAの論理的に正しい唯一の運用方法とは、「なるべく大きく使って、ベストな対象にのみ投資する」こと
大きく使う
- 資産の運用の大きさは、運用する資産の「額」と運用期間の「長さ」のかけ算で概ね決まる
- NISAは「有利な投資資産の置き場所」
- 一年間に、つみたて投資枠120万円と成長投資枠240万円の合計360万円を合計1,800万円まで投資可能
- 「年間1回」が定期的な積立として可能なら、つみたて投資枠を年の初めに年間一回で埋めてしまうことが厳密には合理的
- 既に投資している資産や現在銀行預金等に預け入れている資産を「なるべく早く」NISA口座に移すといい
解約した場合
- 対象資産の簿価(取得価格)金額に応じて一人1,800万円を上限としながら「枠」が復活する仕組み
NISA口座の中に運用資産があることのメリット
- 「大まかに年率1%」
- 「(期待リターン)5%の収益に掛かる税金約2割が免除されるからメリットは1%」と考える程度の概算
ベストな対象のみに投資する
- 最適選択は「全世界株式のインデックスファンド」
- つみたて投資枠と成長投資枠があるのは、年金運用の世界で多用されている「コア・サテライト運用」の影響と予想
- つみたて投資枠と成長投資枠の投資対象は同じでいい
- サテライトを設けているのは、「余計な仕事」を作って報酬を得たいから
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山崎元氏による新NISAの運用の解説でした。
たびたび「コア・サテライト戦略」を推進してきた当ブログですが、あくまで「サテライトは遊び」というスタンスのため大筋では異なりません。
それは、初心者ではなく中級者想定もしているための「大人の事情」とも言えます。
そして、積極的なサテライト投資を実施するのであれば、年率30%を目指す、信用ロボアドを検討ください、という提案です。
運用実績は、下記よりご覧いただけます。
・デモトレード
・トレーダーYの「信用ロボアド」運用ブログ
疑問・質問などは、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
ただし、今回の新NISA全世界株式一括投資は、とてもシンプルかつ大胆で、効果的な方針です。
特に投資に時間を割かなくてもよいという方であれば、新NISAの投資枠1800万円(年360万円)を最速で埋めるにはどうしたら良いかを思案するほうが効果的でしょう。
一点、気になりましたのは全世界株式と全米株式についての解説が無かったことです。
「手数料を取られないで平均に投資する」という観点からは問題ないのかもしれませんし、10年後、20年後の期待リターンの予測も出来ない訳ですから、全世界株式が世界なのでしょう。
既に始めている方もこれからの方も、ぜひ忠実に実行していただければと思います。