株式会社カブロボ/pegging株式会社の運営メモ

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つばめ投資顧問・栫井駿介氏が「日本の競争力低下」に反論!~ロボ太の思うところとは。

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円安の元凶=日本の競争力低下に反論、あなたが今やるべきこと - YouTube

【簡易要約】

「円安の背景には日本の競争力低下は本当か?」

 

今回の円安と、インフレと通貨価値のセオリー

  • 日米金利差による短期的な円安と考えている
  • 今回の円安の理由はドル高が背景(日本以外の国の通貨も下がっている)
  • また日本はインフレが進まず、米国ではインフレが進んでいる
  • 購買力平価(一物一価の原則)で考えると、インフレが進んでいる国の通貨は相対的に減価していく(長期的には円高に進むのがセオリー)

日本の競争力低下について

  • 国の経済力が下がるとその通貨に対する需要が減るため通貨価値は下がる
  • 高齢化で日本のGDPが下がるのは当然
  • 生産年齢当たりの実質購買力平価GDP(働く世代GDP)では他国とそん色ない
  • つまり、日本の経済力に対して悲観することはない

やるべきこととは?

  • 日本の中だけでやっていこうとする会社に将来性はない
  • 高い給料を得て日本に住み続けるのが正解!
  • 日本品質を海外展開する企業に投資する/働くと旨味(日本の製造業の復活)

 

 

 

~~~~~

 

鋭い分析はもちろん、分析の切り口の斬新さにも定評のある、つばめ投資顧問・栫井駿介氏。

栫井氏は、今回の円安で国力低下は違うんじゃないのと物申しております。

同氏は、「短期の円安で長期的には円高になるはず」との見方です。

 

上記の「短期の円安」という主張には賛成ですし、インフレと通貨価値のセオリーについても異論はなく、とてもわかりやすい説明でした。

しかし、根本的な日本の競争力低下については疑問が残る状態です。

ロボ太は、短期的には円高に振れるも中長期では円安の見通しです。

 

まず日本は高齢国家のため生産性や国力も他国より劣るのは当然です。

その点は相違ありません。

しかし、新たな材料として「諸外国(欧米先進国)と比べ生産性は同水準」という内容が加わったとしても、働く世代の人口が少ないなら、当然国力や国際社会での競争には不利に働きます。

 

 

 

また、「日本の製造業復活」という点も大いに賛成です。

しかし、物がどんどんコモディティ化する中で、国際社会で競争力・技術力のある商品をどう維持して、技術継承していくかの問題もあります。

例えば液晶パネルの価格の安さなどをみても、高い技術が用いられているのは間違いないですが、それらは他で代用できてしまう状況です。

 

そして「日本の製造業復活」でも結局は人口の問題に直面します。

国力は人口と密接に関係していると考えられますが、働く世代が増えなければいくら人口が多くても国力は高まりません。

一番の問題は、物作りのための技術継承をしようにも人材が確保できなければ技術を継承できません。

 

つまり、簡単に真似できる物であれば、高品質低価格は他国でも実現できてしまいますし、本当に日本でしか作れないものがあれば、そのノウハウはおそらく人間や地理的状況にあるのではないでしょうか。

そうだとすると今の少子高齢化は確実に国力を蝕むというのが理由です。

 

またネットの世界で戦ったり、コンサルティングなど無形のもので戦うのであれば少数精鋭で高い生産性になりますが、その分野での勝率は極めて低いでしょう。

そうなると、そもそも製造業では効率性やスケーラビリティの点では、他国を抜きんでることが難しいのではないでしょうか。

もちろん、日本でしか作れないもので一気に世界のシェアを獲得することもありますが、それはアニメや漫画なども同様で人間中心の物作りをいかにテクノロジーを駆使して効率化していくかの話で、人間の能力が土台にあります。

 

 

 

例えば、堀江貴文氏のやっているロケット事業などは、日本ならではの技術や地理的好条件が盛り込まれ、製造業として大変期待できる分野です。

また同氏の和牛ブランドの海外展開も、日本の飼育・管理体制の高さを輸出するビジネスで、これも高品質で競争力のあるビジネスです。

これらは、栫井氏の主張とも合致していて、将来性のある魅力的なビジネスです。

 

しかし、ロケットのエンジニアの確保が積極的に行っているさまを見ると、人材の確保がリスク要因であることが見て取れますし、和牛生産者の跡継ぎ問題もあります。

 

海外に輸出できる高品質的価格の商品がどれぐらいの規模存在しているかの解説がなかったこともあり、「日本の競争力は低下は悲観するほどではない」を覆すまでには至りませんでした。

また、少子高齢化に対するネガティブインパクトが過小評価されているように見受けられました。

 

その辺は、栫井氏の過去動画を見てみることと、企業分析(個別銘柄分析)にもかかわるところなので出しにくいのかもしれません。

 

簡単にまとめますと、「働く世代の生産性は他国と比べて同程度」でも「少子高齢化によるマイナスにより国力は低下するのではないか?」という考えです。

 

 

 

もちろん、「やるべきこと」についても賛成です。

ただし円安の前提に立つと、日本の銘柄への投資以外に外貨建て資産の保有も必要だと考えます。

それだけで、夢のリタイア生活が実現するかもしれません。

 

かつて退職金などまとまったお金を持ってアジアの物価の安い国に移り住めば、豪邸暮らしのリタイア生活を満喫できるといったことがもてはやされている時期がありました。

もし中長期で円安になるなら、日本に居ながら外貨を持っていれば、日本自身が物価の安いアジアの国になりますので、同じ状況を整えることができるかもしれません。

 

 

 

何はともあれ必要になるのは種銭です。

年率30%を目指す、信用ロボアドをぜひ検討ください。

 

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