手元にまとまったお金がある時の投資方法、「積み立て」ではなく「一度に投資」が正解 | Mocha(モカ)
【簡易要約】
- 手元にまとまったお金がある時の投資方法
- 相場急落が怖くて積立を検討してしまいがち
- しかし「積立」ではなく「一度に投資」が正解
シミュレーションの結果
○一度に投資
- 実現確率50%で1590万円(約2.65倍)
- 実現確率90%で724万円(約1.21倍)
- 元本割れ確率5.637%
○積立投資
- 実現確率50%で1012万円(約1.69倍)
- 実現確率90%で581万円(約0.97倍)
- 元本割れ確率12.478%
積立投資のほうが低くなる理由
- 積立投資は毎月新しいお金を投資
- 一括投資に比べ平均的な投資期間が短くなる
- そのため、10年後の収益が小さく、元本割れ確率は高くなる
- すでにまとまったお金があるならば、一度に投資した方が合理的
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基本的に長期積立投資を推奨しているロボ太ですが、異なる考え方もあるようです。
理由は、「積立投資は一括投資に比べ、運用期間が短くなる分だけ損」というもの。
なるほど、確かに運用期間は一緒でも、資金を順次投入していく「積立投資」のほうがトータルの運用額×運用期間は少なくなります。
しかし、毎月積み立てるメリットは、急落時には底値で拾えることです。
シュミレーションを見てますと、実際の10年間というよりは単純に運用利回りで計算しただけのようで、底値を拾えるメリットは勘案されていません。
長期投資は、時間を味方につけること=複利の効果最大化なので、一括投資の理由も間違ってはいないです。
記事中にもある通り、一括投資後に暴落したとしても右肩上がりの前提に立つならばその後、時間の経過とともに株価は回復するからです。
リターンも運用額と期間が大きく長くなるほど有利に働きます。
ただし、現実的に考えると、積立投資にせざるを得ないのが実態かもしれません。
ひとつ目は、退職金で大金が入った場合、一括投資をできるかという問題です。
基本的には、老後の生活資金で増やすことよりも減らさず運用することが求められるため、一括投資後に暴落など起こった際の精神的負担が大きくなります。
また老後の生活が何年続くかもわからないため、長期投資が結果的にできるかどうかも定かではありません。
ふたつ目は、そもそも大金が一度に手元にあることが少ないということです。
ボーナスをそのまま投資資金として一括投資するかどうかみたいな話題だと考えやすいですが、日常生活の中では大体の人が、毎月10万円未満の投資資金の捻出で精いっぱいではないでしょうか。
つまり、老後資金を一括投資するのはリスクが高過ぎますし、日常生活では一括投資と呼べるだけの資金を持っている人がそもそも少ないです。
また、投資初心者が一括投資をしたとして、値下がりに耐えられるかという問題もあります。
例えば、昨年末に1000万円投資していた場合、現時点で750万円に減ってしまっているのですが、自分の資産が250万円も減るインパクトというのは、実際に投資をしてみないと味わえない感覚です。
理屈ではわかっていても緊張してしまったり、仕事が手につかないなどの日常生活にも影響を及ぼす可能性もあります。
そのため、弱気で慎重派の方であればあるほど、積立投資がピッタリな訳です。
そうして、投資に慣れていったタイミングで、一部資産を積極的投資に回してみる選択肢も生まれてくるでしょう。
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