人民元の通貨取引量、世界5位に浮上 ロシアが拡大: 日本経済新聞
【簡易要約】
- 中国人民元の存在感が増している
- 国際決済銀行(BIS)によると通貨別の取引シェアで5位に浮上
- 西側諸国から経済制裁を科されたロシアなどとの取引が増えている可能性
取引シェア(売り買いで合計200%)
- 米ドル88.5%
- ユーロ30.5%
- 円 30.5%
- ポンド30.5%
- 人民元30.5%
- その他44.4%
人民元が存在感を増した背景
- BISの世界の為替取引に関する調査結果は3年に一度公表
- 人民元のシェアは19年時点では8位
- オーストラリアドルやカナダドル、スイスフランを上回った
- 決済ネットワーク「国際銀行間通信協会」(SWIFT)によると、欧米の制裁下にあるロシアの中国接近が鮮明
ポンドを防衛せよ、英中銀が取り得る5つの選択肢-全てにリスク - Bloomberg
【簡易要約】
ポンドを防衛5つの選択肢
1.声明で安心感を与える
ポンドが下落するなら金利を引き上げると公言するべき
2.緊急利上げ
市場が既に100bpの利上げを織り込んでいるため、効果を持たせるには200bpの利上げが必要
3.量的引き締めの休止
英国債を売却する計画を遅らせる
だがインフレ抑制と矛盾する
4.市場への直接介入
英国の外貨準備はわずかしかない
「為替介入の効果は数分しか持たない」
5.11月まで待つ
市場の成り行きに任せ
~~~~~
人民元の存在感が増しているとのこと。
為替レートだけをみていると、習近平の強権体制を受けてさらに下がっている印象ですが、国際取引で今後広がっていくのでしょうか。
問題は中国・ロシア以外のBrics間で流通するかどうかです。
国際決済ネットワーク「国際銀行間通信協会」(SWIFT)を締め出され、中ロ印で新しい決済ネットワークを作っているといった話も聞かれましたがどうなっているでしょうか。
国際社会でみると少し孤立の色を強めているようにも見えますが、さらなる国際不安に繋がらないようアジア各国は協調できればいいですね。
続いてポンドドル。
記事自体は9月末の記事でおよそ1か月前のものにまります。
結局、防衛策としては何が正しかったのでしょうか?
正解は、「5.11月末まで待つ」もしくは「6.首相交代」ではないでしょうか。
トラス元首相からスナク首相への交代で、市場はだいぶ好感しているのが伺えます。
日本円に関しても150円からさらに円安方向に進む可能性もありましたが、現在は落ち着いてきています。
あとは、米国の景気後退を待ってドル高が解消すれば万事オーケーです。
問題は、円高がどこまで戻るかという点です。
本質的には、円安が当然の流れですので、円高になるタイミングでちょいちょいドルに換えておくのが良いんじゃないかと考えています。
ターゲットは120円±5円でしょうか。
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