つみたてNISA「ほったらかし」で大丈夫?最低限確認すべき3つのポイント
【簡易要約】
- NISAのチェックポイント3点
資産状況の確認
- どれだけ資産を積み上げられているか
毎月の積立額の確認
- 積立額の見直しを検討
- 年初に今後1年のお金の見直しをする際や、昇給や転職などの所得水準の変化のタイミングで、毎月の積立額を確認
今年の積立予定額の確認
- NISAの非課税枠は年間40万円で、未使用分を翌年以降に繰り越すことができない
【簡易要約】
- 2024年に導入の新しい少額投資非課税制度(NISA)で運用会社に危機感
- 新NISAは2階建て
- 「1階」部分で「つみたてNISA」対象商品を購入した人が、2階部分で株式や投資信託を買える仕組み
- この2階部分で買える投信がかなり制約される可能性
- 高レバレッジに限定しておらず、現物代替やヘッジ目的以外でレバレッジを活用している投信全般が、2階部分の投資対象から外れる
- レバレッジを使った運用をしていない投信でも、運用に幅を持たせるため約款に盛り込んでいるものは2階の対象外となる恐れ
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今年も残すところあと50日程度となりました。
そろそろ来年度の積立額やポートフォリオの調整を検討する時期です。
基本、ほったらかしで十分なNISAも、このタイミングで3点だけ見直しておきましょう。
①資産状況は、NY市場が好調のため、米株や全世界株全体に投資していれば、ほとんどのひとがプラスとなっているでしょう。
プラスの成績を見てニヤニヤするのは、ひとつの醍醐味であります。
また、本当に大事な部分は残り2点ですが、②来年度の積立額の検討と、③年間40万円の上限枠の使用状況です。
もし月2万円を積立ての場合、年間24万円です。
まだ余力があるならNISA枠で買い増すか、来年度の積立額を増やすかなどして、年間上限40万円を使い切れるよう調整しておくのが吉です。
ポイントは一度上げたら、基本的に積立額は下げないつもりで価格設定をすることです。
場合によってはボーナス積立のように、年14回にして調整するのも有効です。
さらに自身のポートフォリオもついでに確認を行い、国内と国外の資産比率や生活防衛資金の見直しなども行います。
収入や支出に変化がある場合、生活防衛資金や積立額にも影響があるため、慎重に設定することをオススメします。
生活防衛資金は、毎月の支出の6-8か月分程度になります。
この辺りをしっかり点検しておけば、急な出費やライフイベントで困ることは減らせるでしょう。
また、24年導入の新NISAについて、危機感を煽る記事がありました。
こちらは、運用会社が新NISAの対象銘柄から外されかねないという危機感で、利用者としては、変にリスクの高い商品は外される方向で動いているため、むしろ安心できそうです。
ただ、優良投資信託でも約款の内容によっては対象外になりかねないとのことでした。
資産状況が整理できましたら、ご自身の取れる範囲でリスクを取って信用ロボアドも検討ください。