モメンタム戦略のクオンツ、世界各地で「100パーセントショート」 - Bloomberg
【簡易要約】
- ウォール街のクオンツは、世界の短期金融市場で弱気に最大限賭けている
- インフレ圧力が急激に強まる中で、商品投資顧問業者(CTA)はドルやポンドの金利など全てについて「100パーセントショート」と、野村ホールディングスは見積もる
- 過去10年余りで最も現実味あるインフレの脅威
アングル:インフレ復活に安堵の主要中銀、スタグフレーションは杞憂か | ロイター
【簡易要約】
- 1970年代のスタグフレーション(高インフレ・高失業・低成長)の再来は杞憂に終わりそうだ
- 一見すると、政策目標を大幅に上回り、足元のインフレは10年以上なかった水準
- しかし一時的な物価上昇の見立てを覆す証拠は出ていない
- 中銀は過去10年間の大半をンフレを下げるのではなく上げることに費やしてきた
- インフレ率が過去より高い水準に落ち着くなら、中銀にとって喜ぶべきこと(日本だけが、いまだに物価低迷中)
- 問題が生じるのは、「一過性」のインフレが長引きすぎて企業が賃金と価格の両方を調整し始める場合
- 一時的ショックが物価に根付いてしまう
- ただ、「長すぎる」を判断する公式はない
- 今後本当に心配なのは債務
- 対国内総生産(GDP)比は米国が約133%、ユーロ圏が約100%と、いずれも10年余り前の70%台半ばから上昇。日本にいたっては250%を超
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短期ではショート(売り)の声と、強気の株価、スタグフレーション懸念の声。
インフレ→スタグフは起こるのか?が問題で、それはまだ株価に織り込まれていないようです。
相場観としては、これから下がる展開は十分あり得ると予想してます。
・S&P500種の4505売り、4135買い
ひとつは、「【市況ニュース】9月下落も市場は満足せず。 結局、どこまで下がるのか?問題」で紹介した、トレーダーの売り買い注文のレンジをまだ抜けていないからです。
それは同時に、20%下落をしていないので、市場としてはアク抜け完了とは言えない状況です。
・ビットコインETFの承認売り
先日紹介した「ビットコインも季節性アノマリーでは上↑ですが、、、実はその後が問題だったり?」ですが、10月末にビットコインETFの承認もあるかもとの内容です。
株価の先行指標と見られることもあるビットコインですが、それがETF承認で下落することがあれば、株価に飛び火することも考えられます。
つまり、短期で見ると今週来週が山場だと考えます。
インフレ懸念は、懸念で済むのかも注意深く観察する必要がありますが、現実世界ではそれで生活が立ち行かなくなっている人たちも出てきています。
本当に懸念か?については、少しネガティブに見ています。
そのため、下げに備えて身軽なポジションを取っておくのがいまのスタンスです。
また、記事で気になったのは、日本だけインフレ達成してないですし、債務も飛び抜けて多いですし、おまけに円安でますます安い国になっています。
資産形成の王道は、人的資本(給与所得)で稼いだお金を、投資に回して金融資本(資産・配当所得)を増やす流れです。
この状況下で、金融資本を持たない人は、将棋で飛車角落ちのハンデ戦を戦うようなものだと言っても過言ではありません。
そのため、少額でもいいので資産形成を始めることを激しくオススメします。
まずはNISAやiDeCoなどで基本的な積立習慣を作り、余力が出てきたら信用ロボアドも検討ください。
年率30%を目指す運用で、資産形成を加速させましょう。