平均賃金は韓国以下…「貧しい国」になった日本が生き残るための“新常識” | 文春オンライン
【簡易要約】
- OECD(経済協力開発機構)の賃金調査(購買力平価)では、2019年日本人の平均賃金(年収)は3万8617ドル、米国は6万5836ドル、ドイツは5万3638ドル、韓国は4万2285ドル。
- 「失われた30年」で、日本経済はかなり弱体化
- この現実を前提に今後のキャリアや資産形成が必要
- 活路は「脱日本」
資産運用
- 海外企業に目を向けるべき
- 日本における大企業もグローバルでは弱小企業に過ぎないケースは多い
キャリア
- 海外で稼ぐことも視野に入れる必要がある
- 日本人向けにサービスを提供する企業は、それほど英語力は不要
- 国内に留まる人でも、日本のモノを海外に売って稼ぐという手段がある
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先日の記事、と近いですがこれからの日本の個人戦略についてです。
移民は増えると先の記事にもありましたが、それを裏付ける形となります。
キャリアなら、語学(英語)・プログラミング・数学ができると良さそうで、理系で留学経験有りだと、海外の就職でも有利じゃないでしょうか。
また、資産形成でも、(日本国内だけでなく)海外に投資することも大切ですが、海外就業は有利に働きます。
なぜなら、外国水準の給料を貰えれば入金力が高まるからです。
資本は、金融資本(お金)・人的資本(稼ぐ力、健康)・社会資本(人間関係、地位)の3つあります。この中で、一般の人が資産形成をする上では、いちばん大切なのが「人的資本」と言えます。
資産形成の基本は、自身の手取りの2割程度から生活防衛資金および積立投資を始め、生活防衛資金が貯まったタイミングで、それ以降は資産の8割は積立投資、2割程度で個別銘柄やリスク高めの投資などをして経験を積むと、失敗しづらいです。(「民草の資産形成にオススメ! ~〇〇・〇〇〇〇〇戦略~」参照)
それ以上に大切なのは、やはり市場で人的資本の価値を磨き続けることです。
資本主義=知能格差の現実は確かで、コントラストはますます強まっていくこと間違いないでしょう。
ただ、それでもコツコツと資産形成をして備え、成長のために自分自身を磨き続ける習慣は、未来を切り開く戦略で、重要な要素になると思われます。
それは、世の中が多様化するほど、他者との競争に勝つことが大前提ですが、自分に勝つことの価値も、見直されると考えられるからです。