コーエーテクモが株式運用で積極姿勢に、投資巧者の襟川会長主導 - Bloomberg
【簡易要約】
- ゲーム開発会社コーエーテクモホールディングスで手元資金の運用を一手に担う襟川恵子会長
- 今年1月に大幅に減らした株式投資を再び増加
- 増加に転じた時期や現在の投資の規模、対象銘柄などは非公開
- 投資有価証券は3月31日時点で1029億円
襟川氏は株式投資の巧者
- 同社の前期(2022年3月期)の営業外利益は、前の期比4.9%減の142億円
- 同期の営業利益345億円比較では、本業の4割相当の利益を株式投資でも稼ぐ
「1月に3%を残して全株を1日で全部売った。それで大暴落を免れた」 - 米株式市場が安定するのは秋ごろ
襟川氏は投資経験がない人間でも簡単に収益が出せる仕組みを考案中
【簡易要約】
1200億円を運用する襟川恵子会長の投資哲学
- 日米・香港の株や仕組み債を中心に投資(グロース株が多い)
- 理想は中長期目線で20~30銘柄
- 昔は200~300銘柄ほど分散してたが、現在は半分ほど
- 分散しても相場全体が下げれば意味がない
投資基準
- 投資をする基準は、『自分が入社したい、経営してみたい会社かどうか』
- 特に創業者が率いる会社を好む
- 2020年以降運用資産が1000億円を突破した模様
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それまでは400~800億円で徐々に増加してきた
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債券に関しては、自分で銘柄を選んで仕組み債を組成
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日本の名投資家として時折、名前があがるのを見聞きしてましたが、実際すごいです、コーエーテクモHDの襟川恵子会長。
今年の暴落をさっと逃げ切り、本業の4割相当の利益を確保したとか。
その襟川氏が、いま再び動き出してる模様です。
銘柄等の公表はされてないようですが、「3月31日時点で1029億円」。
有価証券報告書 | IRライブラリ | IR情報 | 株式会社コーエーテクモホールディングス
投資その他の資産-投資有価証券
令和3年6月30日104,168百万円(1041億円)
令和3年9月30日107,287百万円(1072億円)
令和3年12月31日99,742百万円(997億円)
令和4年3月31日102,940百万円(1029億円)
襟川氏については、今年の3月時点で既に普段の運用額まで戻してるような状態です。
株価は将来を織り込む性質があるため、現実よりも一歩先の値動きをします。
今はインフレ抑制が成功するか、各々が自分の予想する将来を判断してる状態です。
「7月にはインフレ抑制されて上昇に転じる」と予想する人や、「10月以降まで上がらないだろう」と見守る人など様々な思惑の集合体。
つまり、予想が外れることを加味しつつも、資金を分割しながらも早めにエントリーすることが大切です。
襟川氏は1月にほぼ売った銘柄を3月末時点では、何らかの銘柄でほぼ通常時の運用学までは買い戻してます。
かなり早い決断ですが、この辺は長年の経験に裏打ちされた投資判断もありでしょうから、簡単には真似できません。
また、20年21年はグロース株を買っていたようですが、現在は何を買っているのでしょうか。襟川恵子氏の投資術は気になるところです。
グロース株が盛況なときは分散して数社に投資すれば、何社かが2~3倍になって利益をあげるのも比較的簡単ですが、現在のような不透明で不況間近の時こそ、先達が欲しい者ですね。
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