米国株の調整は終了 | ストラテジーレポート | マネクリ マネックス証券のお金と投資のオウンドメディア
【簡易要約】
- 米国株の調整局面はほぼ終了
- しばらくは神経質な展開が続くが下値余地は大きくない
米国株の下落理由
- 長期金利上昇に対するバリュエーション調整
- 米国株は金利上昇に見合う水準まで下落した
- 株価下落を招いた長期金利もインフレの鈍化傾向(ピークアウト)
根拠の算出方法
- 10年債利回りにリスクプレミアム(約3%)を加えた値で12か月後のEPSを現在価値に割り引けば、過去150年の株価の動きを95%説明できる
- S&P500の12か月先EPSはブルームバーグ・コンセンサスによれば237
- 10年債利回りを3%、それに3%のリスクプレミアムを加えた6%の割引率で237を割り引けば3951
- 237/0.06=3950
現在の状況
- 先日、S&P500はこの水準を下回ってる
- 現在の予想利益水準における適正値まで調整した
- 長期金利の上昇もピークアウトした感
- ゆえに、米国株の調整局面はほぼ終了
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インフレ率が高止まりしたことで、ひとまずはピークアウト。
長期金利上昇もいったんは止むため、調整終了との見方です。
納得感ありますね。
ただし、スタグフレーションまでは見込んでいないと思われます。
景気不透明で将来利益が現在水準なら今が適正ですが、このまま高止まり状態でさらにネガティブになると、ブルームバーグ・コンセンサスも予想EPSを237から引き下げる可能性があります。
懸念点は、いま言った通りですが、先週の金曜日から土日をまたいででも米株を持ちたいと考えた人が多かったようで、月曜日以降、上昇しそうな気配があります。
それが数日で終わるのか、しばらく続くのかはわかりませんが4000ラインがサポートラインとなりそうな状況です。
これからどんな値動きをするか分かりません。
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