ウクライナ緊迫化・米利上げ前夜でもドル円が安定している理由 |ニッセイ基礎研究所
【簡易要約】
ドル円レートの安定感の理由
- 利上げ→過度の金利上昇→景気減速で、ドル高の勢いが削がれたため(米国経済の減速懸念)
- 市場の流動性低下に対する懸念が高まったため(有事の円買いと流動性低下で相殺)
- 原油高が実需の円売りをもたらす可能性(資源価格高騰で相殺)
今後の展開
- ドル円はしばらく横ばい
- ウクライナ情勢が鎮静化した後、米景気回復期待なら円安、米景気減速懸念なら緩やかな円安
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通常であれば、なにか突発的なネガティブなイベントがあると、「有事の円買い」といってリスク回避として円が買われる経験則(アノマリー)が知られてきました。
しかし、今回のウクライナ侵攻では、円買いの動きは見られず、「有事の円買い」は過去のものになったのでしょうか。
そんな中、ニッセイ基礎研究所・上野剛志氏による解説がありました。
平たく説明しますと、他の要因と相殺され、結果的にイーブン(プラスマイナスゼロ)になったようです。
「有事の円買い」が起こらなかったのは、日本のリスク回避資産としての信用性が低下した可能性も考えられますが、上野氏の解説を読む限りでは、他の要因が理由のようです。(つまり、まだ有効のようです。)
今後の見通しでは、ウクライナ情勢が落ち着いた後で、米国経済の温度感次第、といったところですが、どちらにせよ「さらなる円安」を想定したほうが良さそうです。
早い話が、外貨建てでも資産を持っておく重要性は益々高まるということです。
いつもであれば、ここで 信用ロボアドの告知をはさみたいところですが、今回は素直に、NISAやiDeCoでの米国及び全世界株式への投資、直接外貨でのETFや投資信託をオススメいたします。
ただし、この状況下であっても、ひたすら自動売買を繰り返し年率30%を目指す 信用ロボアドの動きについても、注目いただければ幸いです。
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