アフター五輪にアノマリーでは開催国は閉会後に株高だが…(中西文行)(日刊ゲンダイDIGITAL)
【簡易要約】
- 五輪開催国の株価は、閉会後に値上がりするとのアノマリー(経験則)がある
- NYダウは、8月6日に史上最高値を更新し、中国の上海総合指数も五輪開催期間に上昇トレンドを形成していた。対照的に、日経平均株価は下降トレンド
- 中小・零細企業や居酒屋など飲食業はどうだろう。コロナ感染爆発の現況を踏まえ、株式投資のタイミングを見極める
- 今後、発表される経済指標に、五輪の成果が反映されるか確認したい
異例の東京五輪、「開催国は株高」の経験則通じるか: 日本経済新聞
【簡易要約】
- 五輪は開催国の株価にプラスとのアノマリー(経験則)がある
- 新型コロナウイルス禍での異例の大会とあって、投資家も半信半疑
- 1988年以降の過去8回の夏季五輪と開催国の代表的な株価指数では、大会1年後の株価指数は2000年のシドニーを除く7回で上昇
- 1968年以降で日本の金メダル数が2ケタに達した夏季五輪の大会期間中の日経平均株価は5大会すべてで上昇
- 「個人の投資や消費心理に大きなプラスに働く効果がある」との見方
- 過去の経験則のように日経平均が上がるかどうか、ハードルは高く、業種で明暗は分かれそう
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ざっくり申し上げますと、今回はコロナ禍もあってアノマリーは限定的って見方です。
スポンサー企業やスポーツ用品を扱っている企業のように、見込みがある企業は伸びそうです。
例えば、スポンサー企業ならコロナ関係なく放送での露出で売上増が期待できるメーカーが多いでしょうし、巣ごもり需要でもスポーツしたい人が増えればスポーツメーカーも見込みがあります。
逆に、会場警備や海外旅行などの企業では、五輪の経済効果の恩恵はわずかでしょう。
それなら、ESG投資をした方が勝率は高そうですね。