Covid-19 Worries Ripple Through Markets
【簡易要約】
- 2021年前半、小売売上高や住宅価格から雇用に至るまで米国経済の回復を示す
- しかし、回復の懸念のリストが増えている
- デルタ株の急速な広がり
- インフレの予想以上の加速
- 米中関係の緊張による数兆ドル相当の米国上場の中国企業への圧力
- 景気回復は既にバックミラーに写ってるのでは?という懸念
- 全米経済研究所によると、2020年の米国の景気後退はわずか2か月で過去最短
- エコノミストの米国の成長率は、21年4月から6月は季節調整済み年率9.1%でピークに達し、2021年通年6.9%に低下、2022年3.2%、2023年2%に低下と予測
- 成長の恐れが急速に生じた石油市場
- 経済が力強く回復すると仮定し強気だった石油価格の下落
- 経済見通しの変化に敏感なエネルギー生産者のシェアも下落
- 楽観的だった米国の消費者心理が7月初旬に悪化
- 失業率は現在停滞で労働力不足を懸念
- インフレーションによる住宅、自動車、耐久性のある家庭用品の価格上昇
- 米国の経済成長の大部分を占める個人消費が慎重
- 株式の厳しい成長見通しは一般的にマイナス
- しかし、利回りの低下は、テクノロジー企業や急成長企業の株価にプラス
- 株価を見積る計算式の割引率が高くなり、将来の企業収益の価値を高まるため
- 対照的に、銀行、エネルギー会社、航空会社など景気回復の恩恵を受ける循環型企業の株式は、最悪のパフォーマンス
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今年の4-6月がピークで、23年にかけて徐々に成長率は鈍化していくとの予想です。
コロナショックから投資を始めた方は、ずっと強気の相場だったため、ここからの展開は、初めて渋い状況が続くものと予想されます。
コロナ収束までは、政府の支援もあったため、無茶をしても好結果を生んできましたが、ここからは本当のチキンレース(バブル相場)突入といった感じでしょうか。
「下がったら買い」がここ数年のセオリーだっただけに、つい反応してしまいそうになりますが、冷静に状況を見極める必要があります。
しかし、そんなときでもバブル相場はいつまで続くか誰にも予測はできないため、懸命なる投資家の皆様に置かれましては、コアサテライト戦略を推奨しております。
負けを少なくして価値を最大化するのは、損をしないことと投資を辞めないことが大切ですが、タイミングを読むのはプロでも難しいため、長期積立投資によるコアサテライト戦略が効果を発揮します。
また、サテライト部分の年率30%の強気のリターン狙いには、信用ロボアドを検討いただければ幸いです。