「ドル秩序」転換には時間 ロシア、IMF支援見込めず―篠原元財務官:時事ドットコム
【簡易要約】
国際通貨基金(IMF)副専務理事の発言
- ドル決済からのロシア排除が、中国などのドル離れにつながる可能性は低い
- ドルに代わる通貨は見つかってない
- 人民元が代替するとは到底思えない
しかし、長期的には
- 人民元は流通量の低さや中国当局による取引制限があるため、国際通貨として完成してない
- 足元では有事の時はドルに資金が集り、むしろ強い
- 一方で長期的には、米国経済が衰退する中でほかの通貨が模索される
原油は年末までに200ドルに上昇も-商品トレーダーのアンデュラン氏 - Bloomberg
【簡易要約】
原油価格の今後見通し
- 原油相場が年末までに1バレル=200ドルに達する見通し
- ロシアからの供給消失を補うことができないため
- 両国が突然戦闘をやめ、原油が市場に戻るシナリオはない
つまり、どうすれば?
- 需要を抑えるため価格上昇を受け入れる
- 原油=高級品の扱い
- エネルギー移行の加速を促す
ファンドマネジャーは株式下落相場入り予想、2008年並みの弱気-調査 - Bloomberg
【簡易要約】
- 世界の株式が今年中に下落相場入りする
- 経済成長見通しは2008年以来(リーマン・ショック後)の低水準
- 現金比率は20年4月以来の高水準
- コモディティー(エネルギー、貴金属、穀物)への配分は過去最大
- 経済成長と企業利益に関する見通しはリセッション(景気後退)レベル
~~~~~
ウクライナ侵攻の報道に対し、「両論併記」をするべきだとの指摘も高まり、公平な観点で物事を見る重要性が叫ばれてます。
投資においても同様で、常に中立的に物事を見る必要があります。
戦争報道では、プロパガンダや偏向報道でしょうが、個人ではバイアス(思い込み、偏ったものの見方)が該当するでしょうか。
バイアスを除去した上で、物事を見つめ、その上でポジションを取ることが大切です。
今回は、ドル安泰、原油価格鎮静化、景気(株価)回復に対してネガティブな記事を列記しました。
ただし、時間軸が異なります。
ドル円に対しては、当面は安泰とのこと。
長期的というのはおそらく、米国の人口動態など含め米国の魅力より他国の魅力が増すにつれ、資金移動が起こるとの見方でしょうか。
原油価格については年末には200ドルと、かなり強気の発言です。
6か月125ドル継続で危険水域と記事にしてましたが、この記事通りなら6か月連続は免れないことになります。
景気についても、原油関連製品を高級品として扱うと、日常の様々なものが効果になるため、必要最低限の支出しか望めず、企業も値上げした分、利益を多くとれてる訳ではないため、下手したら減益。
景気後退リスクは高まる一方です。
こうなると、もう時期だけの問題で、スタグフレーションにならないことを願うだけですが、インフレ懸念が払拭しない限り景気後退の可能性も徐々に近づいてきます。
やはり、原油価格が125ドル以上で高止まり、もしくはさらなる上昇が見込まれた場合には、スタグフレーションを覚悟する必要がありそうです。
イールドカーブもフラット化が進み、差はほぼなくなってる状況です。
やはり、今年1年は思った以上に厳しい展開が予想され、原油価格やインフレの鎮静がのメドが立つまでは、この重苦しい展開は続きそうです。
先週からS&P500反発して上昇トレンドに移行しましたが、長期トレンドになるとは考えづらいです。
この際どい状況で、冷静に淡々と年率30%を目指すなら、信用ロボアドを検討ください!
運用実績は、デモトレードとトレーダーYの「信用ロボアド」運用ブログからご覧いただけます。
気になった方は、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。