アメリカ株が「懸念すべき投資先」になりつつある理由 | 会社四季報オンライン
【簡易要約】
- 22年アメリカ経済が短期的にマイナス成長まで下振れる可能性
- インフレ沈静化を最重視するFRBの政策姿勢
- 経済減速を容認は、簡単には変わらない
- 22年の経済成長率低下と企業業績減速が始まり、当面は「懸念すべき投資先に変わりつつある」
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ここまで来てしまったら、いったんは腹を決めて低成長を受け入れるしかありません。
いま世界的に起こってることは、①新型コロナによる経済の危機、②経済危機を回避するためのお金の増刷、③お金の刷りすぎによる「インフレ化」です。
②のときまでは、雇用の回復も重要な項目でしたが、今となっては完全に「インフレ」を何とかすることが最重要課題です。
そして、インフレをなんとかするためには、テーパリング(金融緩和策の縮小)をして「利上げ」を行う必要があります。
これまでは、経済状況も調子もよく、利上げを行ったとしてもそれに耐えうるとの見方でしたが、オミクロン株の蔓延でその見通しにも陰りが出てきました。
そんな中、さらにインフレ加速があり、悪材料となってます。
経済の調子がよければ、利上げのマイナスと好景気のプラスが上手い具合に相殺されることが期待できましたが、現在の状況から判断するに、高インフレの悪影響が強すぎて好景気のプラスも丸のみした上でのマイナスとの見方になってます。
つまり、このまま利上げを行えば、一気に景気後退まで進むだろうということです。
それがわかった上で、FRBは利上げを断行しようとしています。
失業状況も大切ですが、そもそもインフレで物価が上がりすぎると、働いても生活できないみたいな極端な状況にもなりかねませんので、インフレの火消しに躍起になってるのでしょう。
株価的にはプラス材料がまったくない状況ですので、資源株など一部は恩恵を得られる可能性はありますが、当面の間、1-3年程度はとっても寒い展開が予想されます。
合間には急落も挟まって、市場関係者に関しては「淡い期待がへし折られる」ようなことも何度もくりかえされるでしょう。
強気相場への種まき(もしくは休耕期間)ということで、大人しくしてるのが良さそうです。
ただし、長期積立を前提としてるNISAやiDeCoなどは、このマイナスでしかない何のメリットもないような状況でコツコツと積み立てたお金が、次回の強気相場で一気に芽吹くこととなりますので、短期のマイナスには目をつぶり、淡々と積み立てる姿勢が必要になります。
信用ロボアドに関しても、景気のトレンドとは関係なく勝率がわずかに上回る誤差に活路を見出す手法のため、1か月などの短期で見てしまうとどうしてもマイナスに傾く時期もありますが、そこは感情を挟まずに淡々とロボットに任せてシステムトレードを実行するのが吉となります。
20年のコロナショックで市場は阿鼻叫喚、その後、鮮やかなV字回復を遂げたハイテク株市場と米株ブームで華やいだ投資ブームもここで閉幕。
次のチャンスに向けて、各々が資産を守りつつ投資に原資を来たるべきチャンスに向けて蓄える時期に入ってます。
例によって、資産形成を多少リスクを取ってでもブーストさせたいと考えられる方にとっては、相場とは関係なく年率30%を目指せる 信用ロボアドは、一定のメリットがあるかと思われます。
気になる方は、お問い合わせフォームよりご連絡いただければ幸いです。