世界のFTX顧客の中で日本が最も安全だった──日本の規制から世界が学ぶこと【コラム】 | coindesk JAPAN | コインデスク・ジャパン
【簡易要約】
- FTX崩壊の中、子会社で比較的無傷のままの「FTX Japan」
- 日本人顧客の資産はアメリカでの破産手続きに巻き込まれることはない
- 預託や保管方法および日本の法律における財産権等が理由
- 簡単に言うと、暗号資産取引所に対する慎重な規制
分別管理
- 日本の暗号資産取引所は、運営資金を顧客資産と同じ口座やウォレットに入れることはできない
顧客の金銭の信託
- 日本の暗号資産取引所は、顧客の法定通貨を日本の第三者法人である信託会社または信託銀行に預けなければならない
- FTXの関係者が顧客のお金に手を出せる余地を小さくなる(不正や破産した場合の保護)
優先弁済
- 日本の顧客は取引所が破産した場合、一般的な債権者よりも優先して返金される
95%以上をコールドウォレットで管理
- 金融庁は日本の取引所に、顧客暗号資産の少なくとも95%をコールドウォレットに保管するよう義務づけ
- コールドウォレットはインターネットに接続されていないため、ハッキングや内部の悪質な人間から資産をより安全に守ることができる
履行保証暗号資産
- インターネットに接続されたホットウォレットは、コールドウォレットに保管された取引所所有の暗号資産で裏付けることが義務づけ
- 準備資産として同額をコールドウォレットに保管しなければならない
分離管理監査
- これら厳格な要件はすべて、外部の監査機関が検証する
今後について
- FTX Japanの顧客は、まだ資産を取り戻していない
- しかし返金が行われそうだ
日本のFTX、2月にも返金準備 破綻から2カ月: 日本経済新聞
【簡易要約】
- FTX Japanが顧客資産返還に向けた準備を始めている
- 早ければ2月中旬にも法定通貨、仮想通貨ともに引き出し可能
- 実際の返金作業が順調に進むのかが焦点(23年1月12日時点)
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日本株は成長株としては弱いけど、景気後退局面で安定的な割安株として見直されたりしています。
それと同様、金融当局の規制は対応が遅い、厳しいなどいろいろ言われることもありますが、石橋を叩いて渡る姿勢は、こういう時に重宝されます。
サッカーW杯でもスタジアムのごみ拾いなどが話題となっていましたが、成長に弱い分、それ以外のところでしっかり高齢国家として模範を示せるような立ち振る舞いができると良いですね。
決して世界をリードする存在ではないけれど、「困ったときに手本になるような存在」が日本の国際社会における生存戦略ではないでしょうか。
銀行や証券会社などでも、こうした利用者保護の精度があるから、安心してお金を預けられるというものです。
「預金保険制度」や「分別管理」は海外でも当たり前だと思っていましたが、今回の暗号資産取引所の騒動を見るにつけ、きちんと確認しておかないと危ないなと認識させられました。
今後、日本がどうなっていくかは分かりませんが、日本で当たり前のことが海外だと当たり前ではないという事は往々にして起こり得ます。
社会的な大きな話題をキッカケに今回のような記事で学ぶことができますので、自身の資産を守るための知識として、押さえておきたい内容ですね。
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