三菱UFJ銀行が新プラットフォームサービスを投入する真の狙いとは | 日経クロステック(xTECH)
【簡易要約】
- 2021年12月に提供開始の個人向け資産形成サポートサービス「Money Canvas」
- 特徴的なのは、各金融機関のサービスにログインすることなく、Money Canvas上で購入を完結できる点
Finatextホールディングス、「デジタル金融の統合基盤」の提供開始。三菱UFJ銀行の資産形成サービスに採用|株式会社Finatextホールディングス
【簡易要約】
- 様々な金融機関や事業者の商品やサービスを1つのプラットフォームで提供できるデジタル金融の統合基盤を開発
- 1つのアカウントで複数の金融機関のサービスを利用することが可能
- シームレスな顧客体験を実現
- 併せて、利用者の柔軟なデータ管理と利活用が可能
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過去記事でも紹介していましたが、ひとつ思い違いをしていたのは、「Money Canvas」の最大のポイントは、Finatextホールディングス社の提供するデジタル金融統合基盤でした。
楽天経済圏であってもサービス連携は結構、慣れない人にとっては手間な作業ですが、それが別々のサービス同士ならさらにユーザーの煩雑さは増すばかりでしょう。
しかし、このプラットフォームにより、Money Canvas上の1アカウントで参加サービスの取引をすべてまかなえるため、利便性はとても良くなりそうです。
そうなるとポイントになるのが、”ポイント”の存在です。
auカブコム証券やPontaポイントが使えることから、やはりau経済圏と見るべきでしょうか。
SBI証券のえらべるポイント投資!複数のポイントからえらべるのはSBI証券だけ!|SBI証券
Pontaポイントは、上記の通りSBI証券でもTポイントとPontaポイントを切り替えて使えるようになりますし、もともと使えていたau経済圏に加え、今後は、「Money Canvas」でも展開します。
ポイントの流通性を高めることで、ポイントの自体の価値を高める戦略でしょうか。
楽天が自社サービスに囲い込むためにポイントを活用しているのに対し、Pontaポイントは、「色々なところで使えるから、Pontaポイントも持っておこう!」とユーザーの間口をさらに広げる戦略のように見えます。
ポイントは、今までは囲い込みの色が強かっただけに、この新しい取り組みが消費者にどう映るのかも注目です。
信用ロボアドも小口積立ができれば、どこかと提携もあり得るでしょうか。
ひとまずは、株高期待の時期に信用ロボアドでも良い成果を報告できるようアノマリーに望みを託します。