イランの国有火力発電所、ビットコイン採掘業者に電力供給へ
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イランの発電所がビットコイン(BTC)マイニングに電力供給
イランの火力発電所持株会社(TPPH)は21日、3つの発電所が、ビットコイン採掘業者に向けて電力を提供し始めると発表した。
TPPH取締役のMohsen Tarztalabは、ビットコイン採掘のための電力について入札を行う予定で、関連情報は間もなくSetadIran.irのWebサイトにアップロードされる予定だと説明。
必要な設備もラミン、ネカ、シャヒドモンタゼリの3つの発電所に設置されているという。
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前にビットコインについては、電力供給をコントロールできれば51%攻撃によりブロックチェーンを操ることができるので、ビットコインの命運は電力供給を牛耳る各国政府のさじ加減次第かなと書きました。反対に、電力供給能力のコントロールの分散化が進めば、ビットコインなどブロックチェーンの中央コントロール不要性がより強化されるんだろうなと思っていたんですが、イランが国策としてマイニングに電力供給をすると。
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また米国政府による経済制裁を回避する手段としても、仮想通貨の可能性が浮上。5月にロウハニ大統領はマイニング産業に特化した国家戦略の策定を命じた。
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貿易は基本ドル決済なので、ドル供給が止まるとイランはモノが買えなくなる、売れなくなるので、それへの備えがマイニングへの参加、つまりブロックチェーンのコントロールを少なくとも51%攻撃されないようにイラン陣営が頑張ることによって、マイニングが分散されて、ブロックチェーンの安全性が高まるのか。
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