coinpost.jp【簡易要約】
- 中国・四川省政府は仮想通貨マイニングの業務停止を実施
- 電力供給会社は、6月20日までに電力の供給を停止
「1億入れたら朝に2万円」仮想通貨『TITAN』が-100%の大暴落を起こし一晩で4000分の1の価値へ…どうしてこんなことになったのか - Togetter
TITANの暴落、20億ドルが0.02ドルでマイナス100%。
バブルのときのチューリップ相場に酷似している。
DOGEコインの元にもなった柴犬のオリジナル写真
— Y_NAKAJIMA (@y_nakajima_) 2021年6月12日
最終的に1696.9ETH(=約4億2500万円)で落札されたんだな
今までさんざん無許可で使われてきた分の使用料がこうして飼い主に帰ってくるって素晴らしいな pic.twitter.com/m7Go1HcL2t
DOGEコインの元にもなった柴犬のオリジナル写真が、最終的に1696.9ETH(=約4億2500万円)で落札
markets.bitbank.cc【簡易要約】
Sound MoneyとEasy Money
- ビットコインは、金(ゴールド)を進化させた「Sound Money」として作られた暗号通貨
- Sound Moneyは、個人の趣向性を反映した市場によって選ばれ、特定の権力者の意思により供給量が変更されないお金
- 政府や中央銀行が発行する法定通貨は、発行上限がなく、簡単に増刷できるため、Easy Moneyと呼ばれる
ビットコインは、人類史上初のデジタルなSound Money
- 紙幣の購買力は、増刷によりやがて価値はゼロになり人々は受け取りを拒否する
- ビットコインの最大供給量は2100万BTCで、絶対に変更されない
その価値は、各国も理解している
- 最も長い歴史を持つSound Money「金」は世界共通のお金
- 市場によって価格が決められる
- 世界各国の中央銀行は必ず一定量の金を保有している(価値の証拠)
金の保有量は増加している
- 2008年の世界同時金融危機以降、世界の中央銀行では金の保有量が増加
- 自国経済が停滞した際に、通貨価値の下落を防ぐ狙い
- ビットコインは金と同様、権力者によって供給量が増えない
- ビットコインのイノベーションは、インフレが発生しない金融政策の部分
通過発行は権力の象徴
- 人類の歴史において、通貨の発行権は権力の象徴
- 通貨の価値は国力
- 権力者にとって通貨の発行はビジネス
- 通貨の供給量の増加は、市民が保有する紙幣の購買力を奪い、紙幣の増刷により利益を得る権益層へと富の移行が行われる
歴史を見ても通過価値低下は滅亡への道
- 西ローマ帝国と東ローマ帝国の繁栄と滅亡を分けた要因のひとつが、通貨の供給量をコントロール
- また、両国とも滅亡の際には、通貨のDebasement(価値低下)が行われた
現在も通過価値の低下は進んでいる
- 現在の法定通貨も例外なく、日々供給量が増やされ、Debasementが行われている
- それぞれの中央銀行は紙幣を刷って金融資産を購入したため、バランスシートが2008年から約4〜5倍に膨れ上がっている
量的緩和と格差拡大の仕組み
- 量的緩和は法定通貨の購買力を低下させる
- 資産の多くを現金で保有する人々の資産価値を低下させる
- 資産家が保有する資産価値を上昇させる
- 所得格差が拡大し社会が不安定になる
近年でも問題になったハイパーインフレ
- ジンバブエ、ベネズエラ、アルゼンチン、ギリシャなどの国では市民が通貨価値の減少に気づき、通貨を金や外貨へ交換しようとする「キャピタルフライト」が起きた
- 一度通貨にキャピタルフライトが発生すると、売りが売りを呼び価値下落のスパイラルが発生し、最悪ハイパーインフレーションへ発展する
結果、人々を無駄な投資へと駆り立てる
- Debasementの側面として、紙幣価値の減少が人々をMalinvestment(無駄な投資)へと駆り立てる
- 紙幣価値が減少すると、下落リスクに対するヘッジから、予測リターンが名目上ゼロであっても投資するインセンティブが発生する
- 日本においても、円の保有価値はすでにゼロかマイナス
- 消費者物価指数(CPI)が上がれば名目金利と物価の上昇を加味した実質金利はマイナスとなり、保有しているだけで富を失う
金の供給量も増えている
- 金(ゴールド)の供給量は、技術の進歩とともに増え続けている
- ビットコインは多くの点で金より優れたお金
ビットコインが認識されるまでに時間はかかる
- 人々がビットコインをお金として認識するにはあまりにも歴史が短い
- 認知までに、まだ少し時間がかかる
- しかし、供給量が増えるEasy Moneyより供給量が限られたSound Moneyを選ぶようになる
価値保存ツールとして、最終的に選ばれる
- ビットコインは送金速度が遅い点が通貨として利用できない最大の理由
- しかし、今後も政府や中央銀行が紙幣を刷り続ける限り、価値保存ツールとしてのビットコインの需要が廃れることはない
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中国が仮想通貨のマイニングを停止したり、DOGEコインのわんちゃんの画像に億単位の値段がついたり、TITANの価値が一気に-100%になったり、話題にこと欠かない仮想通貨でした。
ただ、フワフワとした投機商品としての側面が強い仮想通貨ですが、そもそもの仮想通貨、ビットコインの意義について、骨太の記事がありましたので紹介しました。
FRBが必死に平均インフレ率を2%にコントロールしようとしてますが、どちらにしろ毎年2%程度、物価上昇は避けられないことを意味しています。
それは日本も同様です。
インフレによりお金の価値は弱まる(薄まる)のに、給料水準は同じペースで増えないため、投資をしていない人たちは時代に取り残されて、富むものは益々富む構造になっていると指摘しています。
ここまでは、トマ・ピケティのお話です。
ビットコインは何が異なるかというと、供給量が決まっているため、その価値は保存される点です。
ただそれだけだと、ビットコインも無限に分割できるし、先行者利益なだけではとも思いますが、中央銀行の権力が反映されるかどうかが争点にもなります。
なにはともあれ、「投資をしていないとそれだけで貧しくなる」、「お金の価値はドンドン弱まって(薄まって)いることの理解を深められました。
資産形成を検討される方は、年率30%を目指す、信用ロボアドを検討ください。