【簡易要約】
新規上場プロセスの円滑化やダイレクトリスティングの環境整備など、上場制度等の見直しを行う
新規上場プロセスの円滑化
- 報告書や審査の円滑化
- 初値形成における直接上場銘柄の上場日の売買において成行売呼値及び成行買呼値を禁止(初値決定日まで成行呼値を禁止)
ダイレクトリスティングの導入
- 時価総額が250億円以上となることが見込まれる場合には、新規上場に際して公募の実施を求めない
- 売出しのみを行う新規上場も可能
純資産の額に関する上場維持基準の見直し
- 純資産の額が正でない状態となった場合、時価総額が100億円以上かつ計画を適切に開示しているときには、当該計画の計画期間に基づき改善期間を設定する
- 上場後3年を経過していないグロース市場上場会社には、純資産の額に関する上場維持基準は適用されない
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IPOについての見直しなので、グロース市場がターゲットになります。
書類や手続きの簡略化など実務面はさておき、投資家にとって必要な情報は「初値」と「ダイレクトリスティング」でしょうか。
時価総額250億円以上の見込みで「ダイレクトリスティング」が可能とのこと。
たしかに、IPOの時点で時価総額がそれぐらいあれば、IPOの段階から有力視できそうです。
さらに、「ダイレクトリスティング」であれば、発行株式数が他よりも多くなると予想されるため、より個人投資家向けとなるのかもしれません。
ただし、そこで加熱し過ぎないよう、「初値形成において、初値決定日まで成行注文を禁止」としたのでしょう。
この辺は最近は投資環境が改善されてきてIPO投資の旨味は減った気がしますが、超短期・短期の視点ではなく、本来の意味での中長期での投資という観点からは良い環境が整いつつあります。
投資とは、時間をかけて企業の未来に投資するものです。
そのため、IPO直後に有望な企業を買っておくことは大切ですし、資本力の弱い個人投資家でも買い付けのハードルが下がることは喜ばしいことです。
この辺は、初値が決まらなかったら成行はできないので、そのまま値上がりしてしまうと相変わらず難しいとも言えますが。
日本でも「IPOが民主化」されているのでしょうか。
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