パウエル議長は軟着陸放棄も、目指すは「グロース・リセッション」か - Bloomberg
【簡易要約】
- 米経済のソフトランディング(軟着陸)は期待できない
- パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長率いる金融当局は高インフレにとどめを刺すことを目指す(経済への打撃)
- エコノミストの間では「グロース・リセッション」と呼ばれる
完全なリセッション(景気後退)ではないが低成長と失業率悪化が長期間続く - 苦痛を伴うが、突然のリセッションほどの痛みはない
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いよいよFRBもソフトランディングを諦めたようです。
ロボ太的には、墜落シナリオ=スタグフレーションを見ているのですが、FRBの現在のシナリオとしては、直接的なリセッションをしない代わりに、ズルズルとした長期間の低成長&失業率悪化で高インフレを抑え込むつもりのようです。
景気悪化と高インフレが同居しなければ、スタグフレーションにはならないでしょうから、その最悪の事態だけは避けたいようです。
しかし、すでに逆イールドも現れていますし、その後の残された期間で景気後退をせずに高インフレを退治できるかというと、非常に難しそうです。
具体的には、22年3月29日に逆イールドが発生し、「景気後退は長短スプレッド逆転の平均16か月後」とのことですから、23年7~8月ぐらいがターゲットになります。
それまでに、インフレ抑制と景気後退を防げるかといいますと、利上げペースは緩やかになっても実際のインフレ率が下がりだし、4%以下などになってるかというと、なかなか厳しい状況が想定されます。
逆にポジティブにとらえるなら、23年中にはいったん諸々は解決するのではないかという見方もできます。
世界的な低成長は続きそうで、立て直しや新しい成長分野などの模索は必要ですが、意識的には次の大相場に向けての滑り出しが期待できそうでもあります。
その頃には、ロシアのウクライナ侵攻も終結しているでしょうか。
何はともあれ、国際社会の成長には平和が不可欠ということを我々は身をもって知りました。
成長と分配のサイクルを世界で享受するべく、半歩ずつ歩み寄れれば言うことはありません。
しかし、いつの時代も先立つものはお金です。
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