米CPI、7月は前年比8.5%上昇 伸び鈍化 ガソリン価格下落 | ロイター
【簡易要約】
- 7月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比8.5%上昇と、6月の9.1%から鈍化
- 市場予想は8.7%上昇だった
- 今後数カ月に物価上昇圧力緩和の兆候がより幅広く確認されると予想
弱気派が二度見するチャート、S&P500は重要局面-回復本物か - Bloomberg
【簡易要約】
- この1カ月の株式相場上昇は、ベアマーケット・ラリーに終わるとの悲観的な声
- しかし、S&P500種株価指数はチャート上の節目付近で推移
- 予想より上昇幅が小さかった7月の消費者物価指数(CPI)統計
- 相場の回復は本物か?
ハイヤーハイ
- S&P500種は5月から6月にかけた戻しのピークである4177を上回った
- この水準の克服はテクニカル分析上、上昇トレンドの「ハイヤーハイ」に相当
- 持続的な上昇が控えているサイン
- しかし、市場参加者の75%がS&P500種はまだ底入れしていないと回答
転換点の目安
- S&P500種の4177突破はトレンドを追うという観点で重要
- アップトレンドを確立し始めている
- 1月から6月にかけて下げた分の半値戻しは、ひとつの目安
MoM change in #CPI comes in at 0.0%, lead by a large decline in energy prices. Goods and services are slowing as well. pic.twitter.com/Hd6aUOCDmM
— Kathy Jones (@KathyJones) 2022年8月10日
#CPIの前月比の変化は 0.0% で、これはエネルギー価格の大幅な下落が原因です。商品やサービスも減速しています。
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昨夜のS&P500およびグロース株の上昇は目を見張るものがありました。
インフレ率が減少し、市場予想よりもわずかに低かったことも好感されての上昇です。
このままいくと上昇トレンドが形成されるのでしょうか?
ひとつは、今回の下げ幅が3600-3700が底値かどうかということ。
もうひとつは、これから訪れる企業の業績悪化による下げは、どこまで織り込んでいるかということです。
「今回のS&P500の目安は、3350-4400とのこと。」と書きましたが、3350は逆風シナリオでのパターン。
もし3600が底値だとしたら3600-4600ぐらいのレンジが適正水準となるのではないでしょうか。
つまり、上昇相場形成というより、4200±200でしばらく推移していくんじゃないかと。
「FRBにとって心地よい株価水準はS&P500種で3900~4300程度」とも書いてます。
つまり、今回の上昇までを含めても、現在のS&P500の価格は想定レンジ範囲であり、上昇というにはほど遠いレベルと考えます。
また夏の枯場で急落することを考えると、今回のCPIによるポジティブ上げも短期で考えると急落要因(その後のポジティブが進まない)となりそうです。
うっかり買い付けにはご注意ください。
また先日、「消費の下げ圧力は強い」とも書きました。
年内は強引に上がる方向でも、23年中は企業の収益悪化と景気後退が訪れるはずです。
FRBの利下げ期待で上がったりなどもあるでしょうけど、基本的には時間を要します。
どの期間ホールドするかによって、絶好の買い場か高値掴みか変わりそうです。
ポイントとしては、今後訪れる下げで3600ラインは死守できるか?
適正レンジ4400を超えて上昇する展開になるか?
が目安になるのではないでしょうか。
今回の趣旨としましては、勢いよく反発して、ニュースでも上昇相場への期待記事が散見されますけれど、ここまで含めて想定通りといいますか、次のターンで跳ね返されるとの見方です。
長期間保持するつもりで拾うのであれば良いですが、ニュースに踊らされて戦略なきトレードをされないようお気を付けください。
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