「出口」探る円預金 個人金融資産2005兆円: 日本経済新聞
【簡易要約】
- 日銀の資金循環統計では22年3月末の個人の金融資産(家計部門)は前年度末比2.4%増の2005兆円
- 内訳は現金・預金が1088兆円(54.3%)
- 物価高と止まらぬ円安進行を背景に、外貨建ての預金や投資信託に流れ、「貯蓄から投資へ」の兆し
- 企業の競争力が海外より劣っていれば家計の資金が海外に逃避する「キャピタルフライト」を招いて国力低下につながる
https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjexp.pdf
「現金・預金(54.3%)」、「保険・年金・定型保証(26.9%)うち保険(19%)」、「株式等(10.2%)」、「投資信託(4.5%)」。
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個人金融資産が2005兆円と年度末では過去最高。
歴代でも2番目のようです。
コロナ禍の影響もあり金融資産は増加傾向で喜ばしい反面、気になる点も。
内訳をみて「現金・預金(54.3%)」、「保険・年金・定型保証(26.9%)うち保険(19%)」を足したら、80%以上。
利上げが実行されようとしてた3月のことを考えると、株式を売って現金が増えてる事自体は問題ではありませんが、依然として保険が人気な点には危機感を感じてます。
年代別の内訳もあると良いのですが、そこまではわからず。
現金が多いのも歪ですが、保険等商品が1/4を締めてるのも歪に感じます。
投資が進んでるとは言え、株式と投資信託あわせて15%ほど。
岸田政権の投資推奨の流れで、リスク資産比率がどこまで伸びるか楽しみにしたいです。
また記事にあるように、投資比率がさらに上がったとしても、資金の国外逃避(キャピタルフライト)を招くことも予想され、日本国としては厳しい状況です。
その点についてはいかに国際競争力を高めていくかにかかっています。
が正直、国内の優良な輸出企業を探したり、不動産を選別するよりも金融相場でしっかり儲け切ることを目指したほうがリターンは最大化しそうです。
どちらにせよ、個人レベルで考えたら投資をしない手はないので、今の倍ぐらいの水準には早々に到達してほしいものです。
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