為替介入への距離測る投資家ガイド、通貨当局者の言葉遣いに注目 - Bloomberg
【簡易要約】
- 為替に対する政策当局者の発言の意味合いを、段階ごとにまとめ
変動が多少見られる
相場についてはコメントしない
市場動向に一喜一憂しない
変動が続く
為替相場は安定的に推移するのが望ましい
相場は日本経済のファンダメンタルズを反映するのが望ましい
注視し始める
市場動向を注視している
市場動向を注意深く見守っている
市場動向を大きな関心を持って注視している
懸念し始める
急激/急速な相場変動は望ましくない
経済のファンダメンタルズを反映していない
警戒感を持って市場動向を注視する
為替の行き過ぎた変動は日本経済に好ましくない/悪影響を与える
懸念が増大
相場は経済のファンダメンタルズを反映していない
円相場の動きは行き過ぎている/一方的だ
表現を加えて強調
「明らか」がよく使用される
相場の動きが経済のファンダメンタルズを反映していないことは明らかだ
相場の動向は明らかに行き過ぎている/一方的だ
介入への警告
投機的な動きは容認できない
必要であれば適切な措置を講じる
介入が視野に入る
行き過ぎた相場の動きに対してはあらゆる措置を排除しない
行き過ぎた/投機的な相場の動きに対しては断固たる措置を取る用意
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ロボ太的にさらに内容を簡単にすると、以下3段階になります。
第1段階、無関心~気にかける:「望ましい」、「注視」、「見守る」。
第2段階、懸念~懸念増大:「望ましくない」などの「〇〇ない」表現、「明らかに」。
第3段階、介入示唆~直前:「容認できない」、または「必要であれば適切な措置を講じる」など「措置」表現。
第1段階と第2段階は経過観察として、第3段階の発言から実行までの間が重要です。
本当は、この第3段階のワードが出現してから、何か月後に実行されがちなど目安があるといいですが、実際そこまで使い勝手はよくありません。
市場が混乱しないよう事前にアナウンスしてる訳ですが、為替介入や日経平均介入では、暗黙の介入基準があります。
あくまで数値ベースで、時間軸では計れないものと考えられます。
為替なら22年中は130円、日経平均であれば前場で2%の下落などでしょうか。
また、これらの言葉の応用としては、他の公的機関の発言を受け取る上でも参考になりますし、逆に自分自身が発信する際も程度に応じて使い分けられます。
希望、弱い否定、強く否定と使い分けることで、迫力を出していきたいですね。
年率30%を目指すなら、信用ロボアドは、あくまで希望ベースですので、利用検討いただくことが望ましいです。
ただ、「検討しないことは明らかに望ましくない」、などと書くとたしかに説得力が増す気がしますね。
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こちらについては、「運用実績を確認しないことは容認できません」ので、一度も確認されてない方は、よろしくお願いします。
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