ポイントの普及拡大と、その効果低減への懸念 | NRIメディアフォーラム | 野村総合研究所(NRI)
【簡易要約】
- 概要
ポイントは今までにない規模で大量に発行
消費者の ポイントへの態度変容度合いの低下
安易なポイント付与では十分な効果を得られない
新たなポイント競争時代の兆し
- ポイント大増発(民間企業発行額)
19年、20年(実績値):約1兆円
21年、22年(予測値):約1.1兆円
23年、24年(予測値):約1.2兆円
25年(予測値):約1.3兆円
※行政は約3500億円
- 各社動向
- 業界別ではTOP3が「キャッシュレス決済」(約4割)、「家電量販店」(約2割)、「携帯電話」(約1割)で、約8割を占める
- ポイント付与率
- 購買:0.5-2.0%
- 決済:0.5-5.0%(CP時は20%も)
- ユーザー人気
- 1位Tポイント、2位Pontaポイント、3位楽天スーパーポイント
- アクティブ率
- 1位Tポイント(約72%)、2位Pontaポイント(約57%)、3位楽天スーパーポイント(約51%)
- ロイヤル率
1位楽天スーパーポイント(約39%)、2位Tポイント(約33%)、3位dポイント(約33%)
⇒人気は「Tポイント」、ロイヤル会員率が高いのは「楽天スーパーポイント」
- 今後
- 非購買シーンにおける顧客との接点の多さが鍵(アンケートやゲームなど)
- 上記に付随して、具体的な施策にどう落とし込んでいくか
- ポイント施策乱立による複数利用の手間増加は避けたい
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今回、一番驚きだったのは、「Tポイント」の人気の高さとアクティブ率の高さでした。
わりと横並びかと考えてたので、差が大きいことを実感しました。
しかし、ロイヤル会員では、スーパーセールなど含め、様々なポイント施策でユーザーを喜ばせている楽天が強いようです。
ただしこちらも、近年、楽天経済圏の改悪が話題になることが多いですが、積極的なポイント経済圏の拡大はいったんストップして、他のサービス拡充などに注力しそうです。
他社に関しては、Tポイントなどはより新しい企画を打ち出せるかの勝負ですし、Pontaポイントやdポイントは、ロイヤリティを高めるであったり、楽天が手を緩めた隙にポイント増発して追い上げるなどが期待されます。
ユーザーとしては、ポイントに振り回されて、日常の生活コスト(手間や調査など)の時間を取られないよう気をつけたいですね。
また、貯めて失効してしまうポイントも多いため、確実に使い切ることも重要になってくるでしょう。
下記で紹介したように、使い道まで極めて、ひたすら貯まて使ったのサイクルを回して行けると良いかと思います。
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