ゴールドマン、年金向けロボアド買収 資産運用業を強化: 日本経済新聞
【簡易要約】
- 米ゴールドマン・サックス、企業年金向け「ロボットアドバイザー」事業を手がける米ネクストキャピタル・グループを買収
- 企業が従業員に提供する確定拠出年金や、個人退職勘定(IRA)向けに特化したサービス
- 自社サービスのほか、年金事業を手がける他の金融機関や運用会社にロボアドのプラットフォーム(基盤)を提供
- 確定拠出年金市場に対応するために、テクノロジーへの投資を加速する
「ロボアド、ライバルは預貯金」ウェルスナビ牛山氏: 日本経済新聞
【簡易要約】
- ロボアド市場全体の預り資産は2021年9月末で約8000億円、運用者数は約53万人
- ロボアド最大手ウェルスナビ社は預り資産(5488億円)、運用者数(30.3万人)
- 働く世代の老後に向けた資産形成は加速する見込み
- 今後10年で18兆~27兆円まで増えると予想
- 21年2月から『おまかせNISA』の機能をリリース
- 22年夏には、イオンカードによるクレジットカード積み立てサービスを開始予定
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米国では、ゴールドマン・サックスが企業年金向け「ロボットアドバイザー」の企業を買収したとのことです。
昨年、当ブログでも話題にしましたが、ロボアドバイザーの将来は、企業型年金で従業員向けオプトアウト展開が有力だと考えます。
企業型年金ロボアドを導入する企業に入社した場合、自動でサービス入会をしてる状態で、年齢や勤続年数に応じて一定割合が積み立てられるイメージです。
昨年夏時点では調整難航してるとのことで、「おまかせNISA」だけでした。
現在、記事の執行役員の話を読む限りでも、iDeCoへの切り込みはまだ先のようです。
ただし、記事にもある通り、自分たちで銘柄選びを失敗したり運用利回りが良くない状況と、ウェルスナビ社のリスク許容度が低いプランで比較した場合に、損小利大を説明できれば、国も門戸開放はするのではないでしょうか。
ちょうど、過去5年の運用成績なども公開されてますし、コロナ禍やコロナ後に下手に自分で選んで失敗してる人や、損が怖くて踏み切れず機会損失してる人たちなどに有効なことは明らかです。
ウェルスナビ社は、当然、企業型年金プラットフォーム構想はあるでしょうが、直近の決算説明会資料や書き起こしを見る限りでは、「個人向け金融プラットフォームを目指す」としか記載されておりません。
2021年12月期 通期決算説明資料(ウェルスナビ株式会社2022年2月14日)
wealthnaviがすごいところは、各パートナー向けに〇〇ナビや〇〇forWealthnaviのような形で、続々と切り込んでいるところです。
本来であれば、経済圏や財閥など仲が良い企業同士でサービスを利用し合うものですが、企業年金型ロボアドに関しては、大手は別としても中小企業向けのプラットフォームとしては、かなり強力な存在です。
株価は以下のとおりです。
20/12:1725(上場)
21/5:4740(高値)
22/3:1341(安値)
22/4:2186(現在)
ちょうど底値から反転し、ダブルボトムの形を作り、これからカップウィズハンドルを形成しようかというタイミングです。(年初来高値更新)
個人的には、サービスを利用するより株を解体企業ランキングNo.1のウェルスナビ社。
同じロボアド企業としても目が話せない状況です。
ひとつだけ注意すると、これからすぐセル・イン・メイも控えてますので、4月中旬までは高くなるでしょうけど、その後米国は下げる展開が予想されます。
当然、日本株もつられて下げる展開が予想されますので、タイミングとしては難しい状況ですが、10年後を見据えた場合には、お買得ではないでしょうか。
個人の資産形成で年率30%を目指すなら、信用ロボアドも検討ください。
運用実績は、デモトレードとトレーダーYの「信用ロボアド」運用ブログからご覧いただけます。
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