パウエル議長タカ派発言を受け市場は前倒しで相次ぎ0.50%の利上げが実施されるシナリオを織り込んだ マーケット|SBI証券
【簡易要約】
FOMCの利上げ予測
- フェデラルファンズ・レート(FFレート)の利上げのシナリオは、先物の取引実勢価格から逆算可能
- 計算結果は「CME FedWatch」サイトに公開
次回、5月4日利上げ予想は?
- 現行のFFレートは、0.25~0.50%
- 次回、FFレートが、0.75~1.00%
- 6/15のFFレートは、1.25~1.50%
⇒つまり、「2回連続、0.50%利上げ」シナリオが濃厚
2回連続0.5%はどうなの?
- FRBが2回連続で0.50%の利上げをしたことは過去一度もない
- 投資家が一番嫌がるのは、中央銀行の余裕のない挙動
さらなる不安要素
- 30年固定住宅ローン金利は最近上昇(ローンの組成は減速)
- ミシガン大学消費者信頼感指数も暗転
⇒「足下の米国景気は大丈夫!」に不安(黄色信号か?)
逆イールド心配不要、株式が乗り越える-ゴールドマンとJPモルガン - Bloomberg
【簡易要約】
JPモルガンのストラテジスト発言
- リセッション(景気後退)は通常、イールドカーブ逆転に先立って始まらない
- 株式相場のピークはイールドカーブ逆転の約12か月後の傾向
- 景気後退は長短スプレッド逆転の平均16か月後
- 現時点でまだその時計は動き始めていない
ゴールドマンのストラテジスト発言
- リスクはインフレ
- 株式は少なくとも相対的に魅力的
- 株式は実物資産、配当はインフレとともに増加するだろう
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イールドカーブは完全に逆転していない。
リセッション(景気後退)は、逆転後、16か月以降に起こる。
相場のピークは、逆転後、12か月辺り。
つまり、現状では景気後退、恐るるに足らずという見解です。
しかしFRBはというと、インフレリスクに対抗するため、足元の米国経済が強いと踏んで利上げを急いてる状況。
市場参加者は、FRBの余裕のない挙動を嫌がるため、現在のメインシナリオである「5月と6月のFOMCで、2回連続0.5%利上げ」で一波乱ある可能性も。
5月のFOMC終了後から6月15日までの間で、多少調整はあるかと考えられますが、イールドカーブ逆転するかどうかが、注目ポイントのようです。
もうひとつは、インフレ率が下がるかどうかです。
インフレ率が改善されなければ、やはり景気後退の可能性は高まります。
順調にはいかないテクニカルな相場ですが、ボラティリティの高まりが増すにつれ、年率30%を目指す信用ロボアドの期待も高まります!
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