株式会社カブロボ/pegging株式会社の運営メモ

年率30%を目指すロボアドバイザー「信用ロボアド」を提供する株式会社カブロボ(旧gescalgo)の運営メモです。お金や投資、相場にまつわる情報を発信してます。


ジョン・ボーグル氏の投資哲学と、山崎元氏による質問コーナーで資産形成を学ぶ。

philosophy

 

 

www.youtube.com【簡易要約】

山崎元氏の選ぶ、投資世界の偉人ベスト3

  1. ジョン・ボーグル氏:優良な投資商品を作った
  2. ウォーレン・バフェット氏:投資の素晴らしさを説いた
  3. チャールズ・シュワブ氏:投資環境の整備

 

Bogleheads(R)の投資哲学-米国外投資家向け

  1. 実行可能な計画をたてる
    • 家計の分析、老後までに必要なお金、老後に必要なお金の洗い出し、貯蓄の習慣、投資のスタート
      ※高い金利の借金を避ける
  2. 早くから、かつ定期的に投資する仕組みを作る
    • 給料の一部から定期積立を推奨、一回仕組みさえ作れば自動運転
      ※収入の2割が目安(自分への投資、人生の充実も大切)
  3. リスクの取り過ぎや、リスクをとらないことに注意
    • 株価が下がることへの恐怖
  4. 分散
    • 1本で世界へ投資できる全世界株式を推奨
      ※米国でVTが流行ってないのは、FPの役割が減るから
  5. マーケットのタイミングを探らない
    • マーケットタイミングの成功確率は3%以下とのデータも
  6. インデックスファンドを活用する
    • 長期的に高いリターンのアクティブファンドのデータはない(コストの分、パフォーマンスは劣る)
  7. コストを低く抑える
    • 6に同じ。
  8. 税金を抑える
    • 非課税口座を活用する。
  9. シンプルな投資
    • 投資するファンドを減らす。プライベートを充実させる。
  10. 航路を守る
    • 困難を乗り越えてやり抜く。日々の値動きに左右されず、長期的にマーケットと付き合う。

 

【質問コーナー】

ロボアドバイザーは、どうですか?

  • 1%前後の手数料が高い
  • 運用全体の問題が解決しない(ロボアドバイザーに全財産を任せる人はいない)

高齢者にオススメの商品は?

  • 高齢だからは関係ない。リスクは資金量で調整する。

投資信託とは別に個別株の配当がほしい!

  • 配当や分配金をトータルリターンから区別して考えるのはオススメしない
  • 個別株投資と資産形成の両立は可能だが高度

金融引締からの流れを知りたい

  • 時期はわからないが3割ほど下げて回復に3年ほどかかるのが過去のケース
  • 10年に1度ぐらい起こってきた
  • タイミングは探らないですべて付き合うつもりで投資する

人生の幸福とは?

  • 自己決定の範囲が広い
  • 他人の承認が必要(好かれる、認められる)

お金の不安が消えない

  • 損しても「お金で済むならいいじゃないか」精神。

 

 

 

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楽天証券のイベントにおける金野真弓氏によるジョン・ボーグル氏の投資哲学の解説でした。

個人的には、「2.の、収入の2割が目安」や「5.マーケットのタイミングを探らない」が印象的でした。

 

2.については、具体的な数値が提示されていて安心したのと、自分のこれまでの貯金または投資額も悪くはなかったなという確認になりました。

ただ、投資開始時期については、若いうちに無理して5,000円を積み立てるよりも、社会人5年目以降から貯金や資産形成を始めるぐらいで丁度よい気もします。

毎月5,000円を積み立てたところで、大したインパクトはありませんが、その5,000円を使った自己投資や、人と会った経験は、お金に変えられない価値になる可能性もあります。

動画の中で金野氏が「投資はシンプルにして自動運転。自分は仕事に集中して取り組む」みたいな事を仰ってましたが、社会人最初の5年間は、投資も気にせず「お金も時間も仕事に没頭」が正解な気がします。

もちろん、結婚や出産がみえてる場合は、目的のために貯金などを優先する必要があります。

 

また、5.については、株価のチャートを後から見ると、キレイなゴールデンクロスやデッドクロス、底打ち反転などのサインを見て取ることができます。

しかし、実際の投資活動においては、ダマシや焦り、思い込み(ミスリード)もあり、チャートを正確に読み取ることは困難と言えます。

自分はタイミングを計れると思い挑戦することは必要ですが、無理だとわかったら、一刻も早くそれを認めて、ドルコスト平均法のようなタイミングを計らない投資手法に切り替える必要があります。

 

 

 

ただ、急落などが起こると、つい反発狙いで個別銘柄投資をしたくなる気持ちが出てきてしまうので、定期的に誘惑ブロックを意識したいですね。

 

gescalgo.hatenablog.com

質問コーナーもこれまでの山崎元氏の記事で紹介した内容からブレてないため、気になる部分がありましたら、参考にしてください。

ただし、今までは、日米で4対6の分散を推奨されていましたが、いまは日米の差がほとんどなく連動してるため、「全世界株1本でいいんじゃないか」と意見変更を示唆していたのが印象的でした。

その答えは、現在執筆中の「ほったらかし投資術」の中で、明らかになるようです。

 

また、ロボアドバイザーについても触れられてますが、世の中のロボアドバイザーは、結局、投信や国債を組み合わせ、GPIFの年金運用と個人のリスク許容度に応じて味付けしてるようなものです。

そのため、1点目の「手数料が高い分リターンが劣る」という指摘はあてはまります。

信用ロボアドに関しては、投信や指数連動型との相関はほぼなく、また利益が出た分から、手数料を差し引く設計です。

そのため、年率30%を目指してますが、実際にその水準のリターンを獲得できれば、高く見える手数料も正当化されると考えてます。

 

2点目の「運用全体の問題が解決しない」については、その通りですが、ポートフォリオ全体で考えたときに、全世界株よりもややリスクを取って、また市場とは相関のほぼない投資先を持っておくことは、リスク分散の観点からも、資産形成を加速させる観点からも有効と考えております。

 

興味ある方は、ぜひお問い合わせフォームよりご連絡ください。

直近の実績については、トレーダーYの「信用ロボアド」運用ブログデモトレードで公開しておりますので、そちらも参考にしてください。

 

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