習近平に恥をかかせた…欧州の「中国離れ」のきっかけとなった小国リトアニアの勇敢な行動 「戦狼外交」が完全に裏目に出た | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
【簡易要約】
- 欧州で存在感を増していた中国と欧州の関係に変化
- きっかけは、小国・リトアニアの行動
- 2012年に中国と中・東欧や西バルカンの16カ国との経済協力枠組みである「16+1」が創設
- 発足から数年後、リトアニアだけでなく多くの加盟国は不満を抱く
- 21年5月、リトアニアは「16+1」からの離脱を発表
- 離脱理由は、「16+1」内のEU加盟国と非加盟国を分断する恐れ
- および、中国の市場の閉鎖性
- 離脱宣言と前後して、リトアニアは台湾へ急速な接近
- 中国のリトアニアに対する報復措置はエスカレート
- 欧州に対し、リトアニアで製造・加工された製品の中国への輸出を認めない通告
- ドイツ企業はリトアニアにおける工場を閉鎖する可能性があると通知
- リトアニアにとって、国内で稼働するドイツ企業は生命線
- リトアニアへの強硬姿勢により、中国が失いつつあるものも小さくない
- 中国はリトアニアを窮地に追い込んでるが、それと引き換えに欧州諸国との良好な関係を自ら手放しつつある
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世界の経済を見渡したとき、かなり多くの国と貿易を行ってる中国。
それゆえ、中国に睨まれては、自国の経済が成り立たないと思うのが一般的ではないでしょうか。
ところが、リトアニアは果敢に中国に反発してるようです。
結果、リトアニアに関連した製品の中国流通を拒否されるなど、激しい報復措置を受け苦汁を飲まされてます。
しかし、悪いことだけではなく、リトアニアに感化され、あとに続く国も出てきてるようです。
22年は、中国国内で国家的イベントが目白押しで、世界的な大きな出来事が起こる可能性は低いと考えてます。
それよりもまずは、自国のイベントを滞りなく成立させることのほうが重要だからです。
むしろ、韓国や日米の選挙のほうが、それぞれの国に大きなインパクトをもたらすのではないでしょうか。
ただし、その裏では、あまり話題になりませんが、今回のリトアニアのように中国に立ち向かい、窮地に立たされる国は出てきています。
台湾や米国としては、中国牽制の意味でもこうした国と仲を深める意味は大きいのですが、小国が生きながらえることができるか?って意味では、国力の低下は避けられないのではないでしょうか。
最大の貿易相手国である中国への強硬姿勢という点では、オーストラリアも挙げられます。
外交的ボイコットなどでも積極的に姿勢を表明しています。
22年に関しては、大国と言うよりも、中国との貿易によって大きな恩恵を受けてる国の動向が、23年以降の世界経済を進めるにあたっても大きな役割を持ちそうです。
いま抱えてる課題に対してどう立ち向かっていくか、当事者国とその周辺国がどうサポートし合うかによって、中国の今後の軟化or強硬姿勢などにも影響が大きいように思います。
この手の情報は、情報入手が困難なため国内にだけ目を向けてると気づけませんが、今後も意識的に世界に目を向けて行きたいです。
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