つみたてNISAの実態は?~これから多くの人の資産形成の助けになることを期待~ |ニッセイ基礎研究所
【簡易要約】
現状
- つみたてNISA口座数は、2021年6月末時点で417万口座
- 2021年1年間のつみたてNISAからの買付額7,000億円前後
- 「500万口座」×「活動口座7割」×「口座平均24万円」=上限8,400億円と予想
投資対象別成績
- 米株投信、外国株投信(米株以外)、国内株投信、バランス型投信の順
- 米株・外国株は収益率40%超
- 利益が出ても意外と短期に売却した方も多かった
- 非常にもったいない
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予想通りと言いますか、米国株の投信が一番成績が良く、次いで世界株(米国除く)となり、続いて国内株、バランス株でした。
2018年から始めた場合のリターンは、積立額150万円に対し、米株(50-70万円)、世界株(20-60万円)、国内株(10-50万円)、バランス株(0-40万円)です。
たまたまと言うよりも、今後も上記4分類では同様のトレンドが見込まれるため、国内株やバランス株の投信を積み立てている方は、来年から新たに米国株は全世界株などに切り替えることをオススメします。
また、今回はじめて知りましたが、買付額の1割程度が3年間の間に売られて居たようです。
コロナ相場で大きくリターンをあげたのか、それともマイナスのタイミングで売ってしまったのか。
全体としては年率4%の利益が出ているようなので、利確したものと考えられます。
一度出た利益がマイナスになるのを見るのはツラいですからね。
ただ、長期的に見るとMOTTAINAI(もったいない)です。
積立を初めたら、しばらくは見ないようにして3年から5年後ぐらいに眺めてみると、いい眺めが期待できるのではないでしょうか。