株式会社カブロボ/pegging株式会社の運営メモ

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東京大学の佐橋亮准教授に聞く、米中リスクと“台湾戦争”の話。

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www.youtube.com

【簡易要約】

  • 27-35年が最大の米中リスク時期で、“台湾戦争”機運高まる
  • 今後15年が一番危ない時期

 

米国

  • 米国は人口増加が継続
  • 65年には4億人を突破見込み、50年代には中国の人口を再び追い抜く可能性も

中国

  • 中国は1人あたりのGDPではそもそも追いつけない
  • 軍事力でも予算規模だけで実践は伴わない

不安要因

  • 誤解、誤算、誤認が一番怖い
  • お互いに信頼がないと些細なことが火種になる

そもそも論

  • 米国は近代化の過程で1970年代に中国を支援
  • 資本主義に役立つし米国にも追いつかないと思っていた
  • 米国は国際政治を自分たちの目だけで解釈しすぎている(独り善がりだ)

 

 

 

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ここ数年では、冬季オリンピックも控えているし、国内の規制などで忙しいようで、緊張感が高まる気配はなさそうです。

 

ただし、①習近平体制が国内で追い込まれたり、②米国と信頼関係が低下している中、誤解が引き金になると、争いに発展する可能性があるようです。

 

もし、台湾が戦地になれば、日本もほぼ間違いなく戦禍に巻き込まれます。

 

日本としては、南海トラフ地震が2040年頃までに発生する可能性が高いこともあり、35年前後をターゲットに有事に備えられるのであれば、憂いなしといったところでしょうか。

 

基本的には、短期決戦なら中国にチャンスはあるが、長期戦になれば米国有利のため、よっぽどのことがない限りは、中国側も仕掛けてこないとの見方です。(安心はできませんが)

 

また、本筋とは別ですが、佐橋准教授が米国のことを「独り善がり」と批判しているのは興味深かったです。

相手への思い込みや期待が、時として関係を悪化させるのは個人レベルの話と同じですね。

何でも自分で考えて、自分の思い通りにしたがるのは、人間同士が協調する上で、和を乱してしまいます。

 

ほどよい競争と助け合いと、米中の溝が埋まってほしいものです。

 

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