中国「共同富裕」に向けアリババ1.7兆円投入へ 指導部に追従 | 中国 | NHKニュース
【簡易要約】
- 中国の習近平指導部は、企業に寄付などを促し貧富の差を是正する「共同富裕」という目標を掲げる
- ネット通販最大手のアリババグループは、25年までに日本円で1兆7000億円を投入する方針
- IT大手の「テンセント」も、日本円で8500億円を拠出すると発表
- 企業側としてはさらなる圧力を避けたい思惑
「習近平版文化大革命」の発動が宣言された――と信じるべきこれだけの理由|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
【簡易要約】
- 今年8月に入り、中国で著名芸能人に対する異様な「粛清」が相次いだ
- 1人の人間の過失や落ち度を理由に、社会から完全に葬り去る乱暴なやり方
- 芸能界粛清は、「文化大革命」の兆しではないか?
言論界に対する統制(粛清)も一層厳しくなっている
- 鄧小平時代以来の数十年間、中国政府の経済政策に対する批判は基本的に許されていた
- 今後は経済問題に関する批判的言論を厳しく取り締まる方針
「共同富裕」というスローガン=貧富の格差の是正
- 高収入層の「不法収入に対する取り締まり」と、「不合理収入に対する『整理・規制』」を強調
- 今後、「劫富済貧(富める者から奪い、貧しいものを助ける)」式の分配政策を進めていくだろう
習近平版文化大革命の発動を宣言
- 9月1日からは大都会の上海で英語のテストが禁止
- 「習近平思想」が学校教育の必修科目
- 革命は今、経済・文化・政治の各領域に全面的に展開
- 革命の主題はすなわち「回帰」
- 資本集団からの人民群衆への回帰、資本中心から人民中心への回帰、共産党の初心への回帰、社会主義の本質への回帰
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中国による共産主義への「原点回帰」。
世界は、様々な価値観があり多様性が認められる世の中です。
欧米中心の資本主義に慣れていて、中国も徐々に資本主義に移りつつあるのかと思ってましたが、トランプ大統領との貿易摩擦からいつの間にか、冷戦再びといった状況にまで来ています。
本当は、もっと前の段階から問題があったのかもしれませんし、中国の高齢化問題も分かっていたため、必然だったのかもしれませんが、中国側の展開の速さに驚きました。
共産主義的な考えや富の再分配については、バイデン政権下でも問題になり、当ブログでもベーシックインカムの話題を取り上げていることからも、いまのトレンド上にある考えです。
中国は、その行動力の速さから、社会実験を積極的に行なっている国としてもよく話題に挙がります。
キャッシュレス決済やスマートシティなど、最先端を実用ベースでいち早く取り入れている印象です。
富の再分配に対しても、中国のケースは各国にとって有益な情報になるでしょうし、国際社会の意味でも、どう共存していくかは隣国日本としても大きな問題です。
で、その最初の山場は、2022年冬季オリンピック(北京)になりそうです。
出場?ボイコット?メダルの獲得競争は?
2024年のパリオリンピックでも、世界各国が参加する大会でありますように。