【簡易要約】
- 米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は、向こう2回の雇用統計で各80万-100万人増加すれば、10月までにテーパリング(量的緩和の縮小)に着手する可能性があると述べた
- 雇用統計が合計160万-200万人増加すれば、失われた雇用の85%が9月初旬までに回復したことを意味する
- デルタ変異株で経済が阻害されるとは考えていないと表明
- 物価は、インフレ高進は年内に収束すると予想するも、こうした見方には「上方リスク」があると述べた
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今週金曜日は雇用統計があります。
雇用統計は、現在、FRBが注視している失業率とインフレ率の2大項目のうちの1つ。
それゆえ、進捗を市場関係者、皆で見守る形になります。
雇用が回復するのが当然のストーリーとしてありますが、デルタ変異株については阻害要因ではないとのことで、その辺が未達の場合、影響しそうです。
バラマキを止めるということは、これまでのようなお祭り相場が終わり、引き締めに入ることを意味しているため、市場にショックを与えずとも、お祭りから日常への移行が行われます。
既に株価は織り込み済みの部分と、FRBの正式発表を受けて動く筋もいるため、身辺整理は済ませ身軽なポジションで望みたいです。
そのため、中期でみたら気を引き締めて行くことになりますが、予定通り10月からテーパリング着手ができるなら、それは市場にとって交換されるため、予定通り10月から2月ぐらいにかけて、強気の相場が期待できそうです。