【簡易要約】
- 11~13日、ハイテク株を中心に米株が大幅に売られた動きが日本にも波及
- 日銀は上場投資信託(ETF)購入による株価下支えをしなかった
- 今後、日銀が株式を売り越す月が出てくるかもしれない
- 日銀が買ってきた「株式」がETFだけではない事実
- 当初時価で3兆円程度あった株式を、年約3000億円ずつ10年で売る計画
- 単純計算、年約3000億円なら月間約250億円の売却。今後ETF買い入れがこれを下回るなら、日銀は差し引き株を売り越す
- 日米共通に中央銀行が株価を下支えする時代の終わる気配
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日経平均の新ルール採用で、値がさ株に追い風かと見ていましたが、日銀は米国政府に習い買い支えは控えていく方針でしょうか。
新ルール採用は2021年10月から。
10月までのイベントは、オリンピック開催の有無、米国雇用の回復具合、あとは日銀の買入頻度でしょうか。
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日銀の今後の展開をすごく楽観的に考えるなら、現在持っている手持ちの株式を売却し、リバランスされた新ルールのもとETFを買い入れると想定できます。
中長期でみたら、日銀買い支えシナリオは弱まっていくでしょうが、コロナ一服して雇用が回復するまでは、介入は期待できそうです。
問題は、オリンピック開催有無の値動きが読みづらいことですね。
それらを踏まえると、日本はしばらく悪い経済指標が続きそうで、米国は徐々に回復してきているので、それに連れられ株価が上がることも想定されます。
すると、買い場は5月まはた8月辺りが安全でしょうか。
以下は、日本の値がさ株銘柄として紹介された面々の最低購入代金(5/17終値)。
任天堂(7974):6,271,000円、ユニ・チャーム(8113):426,500円、日本電産(6594):1,185,000円、村田製作所(6981):816,400円、キーエンス(6861):5,207,000円、ZOZO(3092):347,000円です。
知名度と今後の成長期待を含め、任天堂とユニ・チャーム辺りは、どこかで拾って10月以降まで持っていれば、日銀買い入れのタイミングで、さらに上がってくれそうです。任天堂は600万円ないと買えませんが、その分トレーダーのおもちゃにされることも少なさそうです。
ユニ・チャームは、そもそも選ばれるのか?問題がありますが、選ばれさえすれば御の字です。